サーマート・パヤクァルン : ウィキペディア(Wikipedia)

サーマート・パヤクァルン(Samart Payakaroon、1962年12月5日 - )は、タイの元ムエタイ選手、元プロボクサー。元WBC世界スーパーバンタム級王者。ムエタイ、ボクシング合わせて5冠王。現役引退後はタイでムエタイのインストラクターをしている。

サーマートとはタイ語で天賦の才という意味であり、Payakはという意味である。「ムエタイの芸術」とも評された。

来歴

兄の影響で、11歳でムエタイを始めた。

ルンピニー・スタジアムで、1980年のミニマム級(105lb)、ライトフライ級(108lb)、1981年のスーパーフライ級(115lb)、フェザー級(126lb)と4階級の王者となった。

1982年8月24日、プロボクシングデビュー。

1986年1月18日、WBC世界スーパーバンタム級王者ルペ・ピントール(メキシコ)に挑戦し、5回KO勝ちで王座を獲得した。

1986年12月10日、元同級王者ファン・メサ(アメリカ合衆国)と対戦し、12回TKO勝ちで初防衛に成功した。

1987年5月8日、当時のIBF世界バンタム級王者であったジェフ・フェネック(オーストラリア)と対戦し、4回KO負けで王座から陥落した。

1988年2月27日にボクシングの試合を最後にリングを離れた。

1993年4月、日本で新妻聡(日本)とキックボクシングルールで対戦し、2度のダウンを奪って判定勝ち。

1993年8月8日5年5か月ぶりにボクシングに復帰。

1994年9月11日、WBA世界フェザー級王者エロイ・ロハス(ベネズエラ)に挑戦し、8回TKO負けで2階級制覇ならず。

獲得タイトル

ムエタイ
  • ルンピニー・スタジアムミニマム級(105lb)王座(1980年)
  • ルンピニー・スタジアムライトフライ級(108lb)王座(1980年)
  • ルンピニー・スタジアムスーパーフライ級(115lb)王座(1981年)
  • ルンピニー・スタジアムフェザー級(126lb)王座(1981年)
プロボクシング
  • WBC世界スーパーバンタム級王座(防衛1度)

関連項目

  • 男子ボクサー一覧
  • 男子キックボクサー一覧
  • 世界ボクシング評議会(WBC)世界王者一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/12/28 15:38 UTC (変更履歴
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