クリスチャン・バスケス : ウィキペディア(Wikipedia)

クリスチャン・ラファエル・バスケスChristian Rafael Vazquez, 1990年8月21日 - )は、プエルトリコのバヤモン出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。MLBのミネソタ・ツインズ所属。愛称はコロRed Sox Players Weekend nicknames explained MLB.com (2017年8月24日) 2017年9月6日閲覧。

経歴

プロ入りとレッドソックス時代

のMLBドラフト9巡目(全体292位)でボストン・レッドソックスから指名され契約。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッドソックスで21試合に出場し、打率.190・5打点だった。

はルーキー級ガルフ・コーストリーグで10試合に出場し、7月8日にA-級へ昇格。A-級ローウェルでは21試合に出場し、打率.123・2本塁打・9打点だった。

はA級グリーンビル・ドライブで79試合に出場し、打率.263・3本塁打・32打点・3盗塁だった。

はA級グリーンビルで105試合に出場し、打率.283・18本塁打・84打点・1盗塁だった。

はA+級セイラム・レッドソックスで81試合に出場し、打率.266・7本塁打・41打点・2盗塁だった。8月3日にAA級ポートランド・シードッグスへ昇格。20試合に出場し、打率.205・5打点だった。オフの11月20日にレッドソックスとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした。

3月4日にレッドソックスと1年契約に合意。3月15日にAA級ポートランドへ異動した。AA級ポートランドでは96試合に出場し、打率.289・5本塁打・48打点・7盗塁だった。9月にAAA級ポータケット・レッドソックスへ昇格し、1試合に出場した。

3月7日にレッドソックスと1年契約に合意。3月17日にAAA級ポータケットへ異動し、そのまま開幕を迎えた。開幕後はAAA級ポータケットで66試合に出場。打率.279・3本塁打・20打点と結果を残し、同年のフューチャーズゲームに選出された7月9日にメジャーリーグへ昇格したため出場を辞退した。。7月9日にメジャーへ昇格し、同日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。9番捕手として先発起用されたが、3打数無安打に終わった。A.J.ピアジンスキーの移籍後は正捕手格で使われ、シーズン終了までに55試合に出場し、打率.240・1本塁打・20打点を記録した。守備面では失策を5つ記録して守備率.987、盗塁阻止率52%をマークした。

はトミー・ジョンを受けた影響で、メジャーの試合に出場しなかった。

は開幕をAAA級ポータケットで迎え、4月15日にメジャー昇格した。2年ぶりのメジャー復帰となった同年は57試合に出場し、打率.227・1本塁打・12打点を記録。守備面では、56試合でマスクを被って2失策・守備率.996・盗塁阻止率35%という成績をマークした。

のレギュラーシーズンは打率.290・5本塁打・32打点を残し、また7盗塁も捕手ながら記録している。99試合の内、95試合を捕手、2試合を指名打者、2試合を三塁手として出場した。シーズンで最も活躍したと思われる試合が8月にフェンウェイ・パークで行われたクリーブランド・インディアンスとの試合で、9回にサヨナラホームランとなるスリーランホームランを放ち、チームは12-10で勝利した。ポストシーズンでは2017年のアメリカンリーグディビジョンシリーズの第1試合に出場した。4試合の内、2試合に先発出場を果たし、6打数で2安打・打率.333を残すも、最終的に2017年のワールドシリーズ優勝を果たすヒューストン・アストロズに敗北を喫す。

はサンディ・レオンと共にチームの主要な捕手として起用された。7月8日に右小指の骨折により、故障者リストに入る。その時点で、打率.213・3本塁打・14打点を残していた。7月10日に怪我の具合から6~8週間の離脱を余儀なくされ、またピンを入れる手術も要されることが発表された。8月27日にAA級ポートランドでリハビリを行うために降格し、8月28日にはAAA級ポータケットでリハビリを行った。9月1日にメジャーに復帰した。最終的には80試合に出場し、打率.207・3本塁打・16打点・4盗塁という成績を記録した。また、守備面では盗塁阻止率31.3%・捕手防御率3.84だった。

アストロズ時代

8月1日に、ウィルヤー・アブレイユとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した。トレードが通告されたタイミングは、レッドソックス対アストロズの試合開始前の練習時であり、その日は試合に出ることなく球場を後にした。 オフの11月6日にFAとなった。

ツインズ時代

2022年12月12日にミネソタ・ツインズと3年総額3000万ドルの契約を結んだ。

詳細情報

年度別打撃成績

BOS552011751542901542000341910334.240.308.309.617
571841722139911531200001012393.227.277.308.585
993453244394182513132720117036414.290.330.404.735
8026925124521003711641101314415.207.257.283.540
1385214826613326123230724233333010117.276.320.477.798
471891732249907792343001600436.283.344.457.801
13849845851118231616149841433028415.258.308.352.659
84318294338320081274212031803517.282.327.432.759
HOU3510810482630132100200400183.250.278.308.585
'22計11942639841109230915952140322036910.274.315.399.714
MIN1023553273473130610432101125118211.223.280.318.598
93315294296510079627315411016511.221.248.327.575
MLB:10年9283303305434677415056811383353217142019971662196.253.301.373.674
  • 2024年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績

年度代表試合打席打数得点安打二塁打三塁打本塁打塁打打点盗塁盗塁死犠打犠飛四球敬遠死球三振併殺打打率出塁率長打率
2023プエルトリコ4161525201103000010050.333.375.667

年度別守備成績

年度球団捕手(C)一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)
試合刺殺補殺失策併殺守備率捕逸企図数許盗塁盗塁刺阻止率試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率
2014BOS543383254.9878291415.517---
2016564232523.996923158.348---
2017957944782.99111502921.420--20000----
2018756502733.99611352213.371--20000----
20191199947116.9999583622.3791048613.982213011.000401001.000
2020423701913.997430219.300-10000-----
202113211365876.99410735518.247111001.000201001.00020000----
2022786103364.9913533716.3029452041.000110001.000-
HOU30253721.992017143.176---
'22計1088634085.9913705119.2719452041.000110001.000-
2023MIN9489529910.9903715417.2397180031.00020000-----
2024867722942.9951635310.159110001.000-30000----
MLB86172353774844.99469502350152.303281139110.992824011.0001301001.000
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 55(2014年)
  • 7(2016年 - 2022年途中)
  • 9(2022年途中 - 同年終了)
  • 8(2023年 - )

代表歴

  • 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表

注釈

出典

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 V
  • プエルトリコ出身のメジャーリーグベースボール選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/10 00:09 UTC (変更履歴
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