撫子 : ウィキペディア(Wikipedia)
撫子(なでしこ、2000年7月7日 - )は、日本の女子ムエタイ選手、キックボクサー。Grabs Kickboxing Studio所属。2023年にNJKFミネルヴァNJKFが2015年より開始した女子キックボクシングの名称のピン級王座、2025年にペーパー級(43.09kg)王座およびWBCムエタイ世界女子ミニマム級王座を獲得。北海道札幌市出身。
経歴
兄の影響で10代後半まで空手に打ち込み、テレビで観たキックボクシングの試合に影響を受けて自宅の近所にあったジム「Grabs Kickboxing Studio」に入門。
2021年8月28日にRISEで紗彩に判定勝利し、10月31日にNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)で斎藤千種に判定勝利。
2022年1月9日にJKA(ジャパンキックボクシング協会)の興行で藤原乃愛と対戦し、引き分け。3月20日にJKAの興行で藤原と再戦し、判定負け。7月3日にNJKFで斎藤千種と再戦し、判定勝利。7月24日にSHOOT BOXINGで菊地美乃里に判定勝利。10月16日にNJKFでねこ太に1回TKO勝利。12月18日にKROSS×OVERで松本徐倫にスプリット判定で勝利。
2023年3月19日にJKAの興行で行われたミネルヴァ・ピン級タイトルマッチで王者の藤原乃愛と対戦し、判定3-0で勝利。同級王座を獲得した。勝利者マイクでは「藤原選手がいたからこそ、ここまで頑張れた。藤原選手は良きライバルだと思っています」などと涙ながらに語った。5月4日に日本のムエタイ興行「BOM(The Battle of Muaythai)」でカナ・ウォーワンチャイに判定負け。11月5日にJKAの興行で行われたミネルヴァ・ピン級タイトルマッチで斎藤千種の挑戦を受け、判定勝利で初防衛。
2024年4月21日に東北地方のムエタイ興行「聖域」で行われた聖域統一ピン級タイトルマッチで王者の田中“暴君”藍と対戦し、負傷によるドクターストップで5回TKO負け。7月20日に栃木県のキックボクシング興行「BURST」でUver∞miyUとペーパー級で対戦し、判定勝利。9月1日にBOMで行われたWMC日本女子ピン級タイトルマッチで王者のMIREYと対戦し、判定負け。12月26日にSHOOT BOXINGでMISAKIに判定0-3で敗北。
2025年3月2日に新日本キックボクシング協会の興行で行われたミネルヴァ・ペーパー級タイトルマッチで王者の上真と対戦し、判定勝利。同級王座を獲得した。6月15日にKROSS×OVERで松本徐倫に判定負け。8月9日にオーストラリアのムエタイ興行「MTL(Muay Thai League)」で行われたWBCムエタイ世界女子ミニマム級タイトルマッチで王者のルシール・デッドマンと対戦し、4回TKO勝利。同級王座を獲得した。
2025年9月25日に札幌市長の秋元克広を表敬訪問。WBCムエタイ世界王座獲得を報告し、今後についてオープンフィンガーグローブ・ムエタイルールで戦う方針であることを報告した。
選手としての特徴
リングネームの「撫子」は、所属ジム会長のTOMONORIから「リングネームをジャパンと撫子から選べ」と言われたことから、撫子を選択した。
戦績
獲得タイトル
- NJKFミネルヴァ・ピン級王座(防衛1)
- 第2代NJKF EXPLOSION -49kg王座
- NJKFミネルヴァ・ペーパー級王座
- WBCムエタイ世界女子ミニマム級王座
注釈
出典
関連項目
- 女子キックボクサー一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/10/19 19:15 UTC (変更履歴)
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