西村拓真 : ウィキペディア(Wikipedia)
西村 拓真(にしむら たくま、1996年10月22日 - )は、愛知県名古屋市名東区出身のプロサッカー選手。 Jリーグ・FC町田ゼルビア所属。 ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。日本代表。
来歴
プロ入り前
4歳のときにサッカーを始める。中学生のときには愛知県選抜に選出された【仙台】富山第一・西村が練習参加“合格”目指す スポーツ報知, (2014年12月4日) 2014年12月22日閲覧。。2012年、父方の祖母が住む富山県の富山第一高等学校が当時高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグに所属していたことから同校へ進学(祖母宅から通学)、同年のぎふ清流国体サッカー少年男子に富山県代表として選出された。高校2年時にはU-17北信越選抜に名を連ね、第92回全国高等学校サッカー選手権大会では同校および富山県勢初優勝に貢献、優秀選手にも選ばれた。2014年12月にベガルタ仙台加入が内定仙台練習参加の西村 驚きのシュート精度 nikkansports.com, (2014年12月13日) 2014年12月22日閲覧。。
クラブ
ベガルタ仙台
2015年に入団。2016年9月18日、2ndステージ第12節のヴァンフォーレ甲府戦で初先発初得点を決めた。11月18日、ジュビロ磐田戦でA契約に達したことが発表された。11月から12月にチームメイトの茂木駿佑とともにSCフォルトゥナ・ケルンへ海外研修に派遣される。
2017年10月27日、Jリーグカップでの活躍が認められ、ニューヒーロー賞を受賞した伝統のニューヒーロー賞、賞金は50万円…仙台FW西村「来年はルヴァン杯のタイトルを」 ゲキサカ(2017年10月27日)2017年11月18日閲覧。。2017年度はリーグ戦で17試合に出場し、シーズン終了後の12月にはJリーグの23歳以下に贈られる「タグ・ホイヤー ヤングガンアワード」を受賞した。
2018年4月11日、第7節の名古屋グランパス戦では2得点を決めて勝利に貢献した仙台FW西村2発、名古屋の反撃耐えしのぎ2位浮上 日刊スポーツ(2018年4月11日)。8月15日、第22節の湘南ベルマーレ戦で得点を決めて、シーズン2桁得点をあげた西村“覚醒”2桁ゴール!!関口1G1A、ハーフナーも移籍後初弾の仙台、4発で湘南に逆転勝利 ゲキサカ(2018年8月15日)。24節終了時点で日本人トップの11得点を挙げて仙台の攻撃を牽引し、サッカーダイジェストのブレイクランキングで1位の評価を得た。
PFC CSKAモスクワ
2018年8月31日、PFC CSKAモスクワへの移籍が発表された。契約期間は4年西村拓真選手 PFC CSKAモスクワ(ロシア)へ 完全移籍のお知らせ - ベガルタ仙台公式サイト、2018年8月31日Такума Нисимура — в ПФК ЦСКА - CSKAモスクワ公式サイト、2018年8月31日。9月23日に行われた第9節のFCスパルタク・モスクワ戦で途中出場から移籍後初出場しCSKAモスクワの西村拓真がロシアデビュー!終盤から出場、右足ミドルで存在感みせる ゲキサカ(2018年9月24日)、10月23日に行われたチャンピオンズリーグ・GS第3節のASローマ戦でCLデビューを果たしたCSKAモスクワの西村拓真がCLデビュー!…日本人選手16人目 サッカーキング(2018年10月24日)。3月9日、第19節のFCルビン・カザン戦で移籍後初得点を決めた西村拓真がCSKA加入後初ゴール!今季3度目の先発で結果残すゲキサカ(2019年3月9日)。
ポルティモネンセ
2020年1月10日、ポルティモネンセSCへの期限付き移籍が発表された。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって西村がJリーグ復帰を希望したため、3月22日にポルティモネンセとの契約を解除したコロナ憂慮し日本へ…ポルティモネンセFW西村拓真が契約解除「自身と家族に不安」 ゲキサカ 2020年3月22日。
ベガルタ仙台復帰
2020年3月24日、期限付き移籍で仙台へ復帰することが発表された。2021年シーズンからは完全移籍に移行。
横浜F・マリノス
2021年12月17日、横浜F・マリノスへの完全移籍が発表された。リーグ戦初先発となった第10節のヴィッセル神戸戦で移籍後初得点を含む2得点を挙げた。第29節のアビスパ福岡戦で相手のタックルを受け前半で負傷交代。全治4〜6週間と診断されたが、驚異的な回復を見せ、約3週間後、第31節の名古屋戦で復帰。最終節の神戸戦では後半に勝ち越し点を挙げ、チームの優勝に貢献。リーグ戦27試合で10得点を記録し、J1走行距離ランキング1位となった(14.12km。また、トップ20位のうち6回ランクインし、1位から4位までを独占)。
2023年2月11日、FUJIFILM SUPER CUP 2023で決勝点を挙げ、マリノスにスーパーカップ初のタイトルをもたらした。
セルヴェットFC
2024年1月10日、スイススーパーリーグ・セルヴェットFCへ期限付き移籍することが発表された。
横浜F・マリノス復帰
2024年6月21日、横浜F・マリノスへの復帰が発表された。
FC町田ゼルビア
2024年12月25日、 FC町田ゼルビアへの完全移籍が発表された。
代表
2022年7月13日、EAFF E-1サッカー選手権2022に出場する日本代表に初めて選出された。7月19日、初戦の香港戦で代表初ゴールを含む2ゴールを決めた。2023年3月24日、キリンチャレンジカップのウルグアイ代表戦で途中出場し、ファーストタッチで第二次森保ジャパンのファーストゴールとなる同点ゴールを決めた。
所属クラブ
- 名東クラブジュニア(名古屋市立極楽小学校)
- 名東クラブジュニアユース(名古屋市立高針台中学校)
- 2012年 - 2014年 富山第一高等学校
- 2015年 - 2018年8月 JPN ベガルタ仙台
- 2015年 Jリーグ・アンダー22選抜
- 2018年8月 - 2021年2月 RUS PFC CSKAモスクワ
- 2020年1月 - 同年3月 POR ポルティモネンセSC(期限付き移籍)
- 2020年3月 - 2021年2月 JPN ベガルタ仙台(期限付き移籍)
- 2021年 JPN ベガルタ仙台
- 2022年 - 2024年 JPN 横浜F・マリノス
- 2024年1月 - 同年6月 SUI セルヴェットFC(期限付き移籍)
- 2025年 - JPN FC町田ゼルビア
個人成績
|- |2015||rowspan="4"|仙台||rowspan="4"|30||rowspan="4"|J1||0||0||1||0||0||0||1||0 |- |2016||12||1||2||0||1||0||15||1 |- |2017||28||2||10||2||1||0||39||4 |- |2018||24||11||5||2||3||3||32||16
|- |2018-19||rowspan=2|CSKAモスクワ||rowspan="2"|19||rowspan="2"|ロシア・プレミア||12||2||1||0||colspan="2"|-||13||2 |- |2019-20||5||0||2||2||colspan="2"|-||7||2
|- |2019-20||ポルティモネンセ||30||プリメイラ||2||0||colspan="2"|-||colspan="2"|-||2||0
|- |2020||rowspan="2"|仙台||rowspan="2"|15||rowspan="4"|J1||20||3||1||0||colspan="2"|-||21||3 |- |2021||32||6||2||0||1||0||35||6 |- |2022||rowspan="2"|横浜FM||rowspan="2"|30||27||10||1||0||2||1||30||11 |- |2023||32||3||6||2||0||0||38||5 |-
|- |2023-24||セルヴェット||7||スーパーリーグ||14||3||3||1||colspan="2"|-||17||4 |-
|- |2024||横浜FM||9||rowspan="2"|J1||12||3||3||1||3||1||18||5 |- |2025||町田||20|| || || || || || || || 187||39||31||7||11||5||229||51 17||2||3||2||colspan="2"|-||20||4 2||0||colspan="2"|-||colspan="2"|-||2||0 14||3||3||1||colspan="2"|-||17||4 220||44||37||10||11||5||268||59 |} その他の公式戦
|- |2015||J-22|||-||J3||14||1||14||1 14||1||14||1 14||1||14||1 |}
- 2023年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合1得点
|2018-19||rowspan=2|CSKAモスクワ||rowspan=2|19||colspan="2"|-||2||0 |- |2019-20||1||0||colspan="2"|- |-
|2022||rowspan="2"|横浜FM||30||7||2||colspan="2"|- |- |2024-25||9||5||2||colspan="2"|- |- !通算!!colspan="2"|UEFA ||1||0||2||0 |- !通算!!colspan="2"|AFC ||12||4||colspan="2"|- |}
- Jリーグ初出場 - 2015年5月31日 J3第14節 レノファ山口FC戦(下関市営下関陸上競技場)
- Jリーグ初得点 - 2015年8月9日 J3第25節 Y.S.C.C.横浜戦(ニッパツ三ツ沢球技場)
- J1初出場 - 2016年4月16日 J1 1st第7節 浦和レッズ戦(埼玉スタジアム2002)
- J1初得点 - 2016年9月17日 J1 2nd第12節 ヴァンフォーレ甲府戦(山梨中銀スタジアム)
代表・選抜歴
- 富山県選抜
- 国民体育大会(2012年)
- U-17北信越選抜(2013年)
- 日本代表
- EAFF E-1サッカー選手権2022(2022年)
試合数
- 国際Aマッチ 5試合 3得点(2022年 - )
|- |2022||3||2 |- |2023||2||1 |- !通算 |5||3 |}
出場
+ | No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2022年7月19日 | JPN 鹿嶋 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | ○6-0 | 森保一 | EAFF E-1サッカー選手権2022 | ||
2. | 2022年7月24日 | JPN 豊田 | 豊田スタジアム | △0-0 | ||||
3. | 2022年7月27日 | ○3-0 | ||||||
4. | 2023年3月24日 | JPN 東京 | 国立競技場 | △1-1 | キリンチャレンジカップ2023 | |||
5. | 2023年3月28日 | JPN 大阪 | ヨドコウ桜スタジアム | ●1-2 |
ゴール
# | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2022年7月19日 | JPN 鹿嶋 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | rowspan="2" | |rowspan="2"|○6-0 | EAFF E-1サッカー選手権2022 |
2. | ||||||
3. | 2023年3月24日 | JPN 新宿 | 国立競技場 | △1-1 | キリンチャレンジカップ2023 |
タイトル・表彰
クラブ
- 富山第一高等学校
- 第92回全国高等学校サッカー選手権富山県大会 優勝
- 第92回全国高等学校サッカー選手権大会 優勝
- 横浜F・マリノス
- J1リーグ :1回(2022年)
- FUJIFILM SUPER CUP :1回(2023年)
代表
- EAFF E-1サッカー選手権: 1回 (2022)
個人
- 第92回全国高等学校サッカー選手権大会・優秀選手(2014年)
- 2017JリーグYBCルヴァンカップ・ニューヒーロー賞(2017年)
- TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD・ベストイレブン(2017年)
- Jリーグ優秀選手賞(2022年)
- JPFAアワード(J1)・ベストイレブン:1回(2022年)
関連項目
- 名古屋市出身の人物一覧
- ベガルタ仙台の選手一覧
- 横浜F・マリノスの選手一覧
- FC町田ゼルビアの選手一覧
- ヨーロッパのサッカーリーグに所属する日本人選手一覧
- サッカー日本代表出場選手
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/01/12 09:26 UTC (変更履歴)
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