ルアナ・バイラミ
コソボ共和国に生まれ、7歳のとき家族でフランスのパリ郊外に移住。当時から演技に興味を持ち、2011年、大女優ミュウ=ミュウと共演したTV映画「Adèle's Choice」で俳優デビューを果たす。
以降、タイトルロールを務めたTV映画「Marion」(16)ほか、いくつかの短編映画に出演。セバスチャン・マルニエ監督のフランス製学園ホラー「スクールズ・アウト」(18)を経て、セリーヌ・シアマ監督作「燃ゆる女の肖像」(19)で重要な役どころを演じ、国際的な注目を集める。セドリック・カーン監督作「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」(19)などで活躍し、20年にはセザール賞の有望若手女優賞にノミネートされた。
そのほかの出演作に「カメラを止めるな!」をリメイクした「キャメラを止めるな!」(22)、ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作「あのこと」(22)など。21年には脚本も手がけた長編初監督作「La colline où rugissent les lionnes」を発表している。