上田健二 : ウィキペディア(Wikipedia)

上田 健二(うえだ けんじ、1940年9月21日 - 2010年2月3日『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.86)は、日本の法哲学者、刑法学者。

京都市生まれ。同志社大学法学部教授。ドイツのミュンヘンに留学し、グスタフ・ラートブルフの弟子であるアルトゥール・カウフマンに影響を受けた。ドイツの法哲学について造詣が深く、アルトゥール・カウフマン『法哲学』を代表とした数多くの訳業がある。

経歴

  • 1963年 同志社大学法学部政治学科卒業
  • 2010年 急性肺炎のため死去

著書

主要訳書

  • H.ロットロイトナー編(ナチス法理論研究会訳)『法、法哲学とナチズム』みすず書房。1987年。
  • アルトゥール・カウフマン(竹下賢監訳)『正義と平和』ミネルヴァ書房、1990年。
  • アルビン・エーザー(上田健二・浅田和茂編訳)『先端医療と刑法』成文堂、1990年。
  • アルトゥール・カウフマン(上田健二監訳)『転換期の刑法哲学』成文堂、第一版1993年、第二版1999年。
  • アルトゥール・カウフマン(上田健二・竹下賢・長尾孝雄・西野基継編訳)『法・人格・正義』昭和堂、1996年。
  • アルトゥール・カウフマン『法概念と法思考―附・法獲得手続きの合理的分析』昭和堂、2001年。
  • アルトゥール・カウフマン『法哲学 第2版』ミネルヴァ書房、2006年。
  • アルビン・エーザー(上田健二・浅田和茂 編訳)『医事刑法から統合的医事法へ』成文堂、2011年。

他にも『同志社法学』などに発表した訳業が数多く存在する例えば、(){)やシュテファン・グローテ 「「第3の道」を求めて:アルトゥール・カウフマンの法哲学 1~3」第320号(59巻1号)、第322号(59巻3号)第323号(59巻4号)などが発表されている。。

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/02/17 05:51 UTC (変更履歴
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