アビマニュ・ダサーニー : ウィキペディア(Wikipedia)

アビマニュ・ダサーニー(Abhimanyu Dassani、1990年2月21日 - )は、インドのヒンディー語映画で活動する俳優。2019年に『燃えよスーリヤ!!』で俳優デビューし、フィルムフェア賞 新人男優賞を受賞している。

生い立ち

1990年2月21日にムンバイで暮らすヒマーラヤ・ダサーニーとバーギャシュリーの息子として生まれる。父はシンド人実業家の一族出身で、俳優・プロデューサーとして映画界で活動していた。また、妹のアヴァンティカ・ダサーニーも2022年に『Mithya』で女優デビューしている。

アビマニュ・ダサーニーはニューヨークフィルムアカデミー、で演技の技術を学び、同時期にテコンドーや空手も学んでいる。

キャリア

ローハン・シッピーの助監督として『Dum Maaro Dum』『茶番野郎』の撮影に参加した後、2019年にの『燃えよスーリヤ!!』でラーディカー・マダンと共演して俳優デビューを果たした。同作ではの格闘家スーリヤを演じ、すべてのアクションシーンをスタントなしで演じたが、撮影中に指を骨折したほか、肩を脱臼している。彼の演技について、『ファーストポスト』のプラディープ・メーノーンは「彼はスクリーンを見事に独占した。彼のルックスは現実世界との有意義な交わりが不十分な青年というキャラクターにマッチしている」、『ヒンドゥスタン・タイムズ』のラジャ・センは「ダサーニーはスーリヤ役として完璧であり、ストイックな好奇心と肉体的な痛みを知らない者に相応しい空虚さをもって、実に印象深いデビューを飾った」とそれぞれ批評しており、同作の演技でフィルムフェア賞 新人男優賞を受賞している。

2021年はNetflix配信の『』でサニヤー・マルホートラと共演したが、タミル人のステレオタイプな描写が批判を浴び、評価は混合的なものとなった。また、彼の演技について『Rediff.com』のは「アビマニュは誠実な心と、心からの謝罪では成し得ないことを体現するスンダラム役にピッタリの俳優だ」と批評している。2022年は『Nikamma』で、と共演したが、批評家からの評価は芳しくなく、のサイバル・チャテルジーからは「この若手俳優にはポテンシャルがあるが、演じる役柄の選択はもっと慎重であるべきだ。この作品では、脚本から逃れそうと必死になっている」と批評された。同年には『』にも出演し、2023年には両親と共に『Kisi Ka Bhai Kisi Ki Jaan』にカメオ出演したほか、『Aankh Micholi』ではムルナール・タークルと共演している。

フィルモグラフィー

映画

作品 役名備考出典
2011 Dum Maaro Dum rowspan=2 助監督
2013 茶番野郎
2019燃えよスーリヤ スーリヤーンシュ・サンパト(スーリヤ)
2021 スンダレーシュワル
2022 Nikamma アーディティヤ・シン(アーディ)
スーリヤーンシュ・サンパト(スーリヤ)カメオ出演
2023 Kisi Ka Bhai Kisi Ki Jaan 本人役
Aankh Micholi ローヒト・パーテル
2024 Jigra 本人役 カメオ出演

ミュージックビデオ

作品 歌手出典
2022 "Kudi Meri" 、、リジョー・ジョージ
2025"Bas Tera Hoon"、アビジート・シュリーヴァスタヴァ

受賞歴

部門作品結果出典
フィルムフェア賞
新人男優賞 『燃えよスーリヤ
ウェブ・オリジナル映画部門主演男優賞 『わたしたちの愛の距離』
国際インド映画アカデミー賞
新人男優賞 『燃えよスーリヤ
ジー・シネ・アワード
2020年 『燃えよスーリヤ
スター・スクリーン・アワード
『燃えよスーリヤ
2022年 スーパー・スタイリッシュ・エマージング・タレント賞
マカオ国際映画祭
2018年 新人男優賞 『燃えよスーリヤ

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/10/17 13:23 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「アビマニュ・ダサーニー」の人物情報へ