ルイス・オルテガ : ウィキペディア(Wikipedia)

ルイス・オルテガ(Luis Ortega、ブエノスアイレス出身、1980年7月12日 - )は、アルゼンチンの映画監督、脚本家。

経歴

2002年、19歳での初監督作品『Caja negra』が国内外で評価され、一躍注目される。インディペンデント映画をいくつか撮った後、2015年にドラマ・シリーズ『エル・クラン ある家族の秘密 History of a Clan』の脚本と監督、テーマ音楽「Fantasma Ejemplar」を手がけた。

2018年公開の監督作品『永遠に僕のもの』は、140万枚のチケットを売り上げ、アルゼンチン映画史上最高の興行収入を記録。カンヌ国際映画祭では第71回ある視点部門に選出され、アカデミー賞外国語映画賞のアルゼンチン代表作品にも選ばれた。

2021年、Netflixの人気ドラマ『』の二話を監督。

2024年、第81回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で『キル・ザ・ジョッキー El Jockey』をプレミア上映し、アカデミー賞長編部門アルゼンチン代表に選出された。

特徴

俳優によるダンスのシーンや、既存の音楽の多用が特徴的。父親であるアルゼンチンの国民的歌手、Palito Ortegaの音源も印象的に用いられる。

主なフィルモグラフィー

長編映画

  • Caja negra (2002): 監督、脚本、撮影
  • Monoblock (2005): 監督、脚本
  • Dromómanos (2012): 監督、脚本
  • Lulú (2016): 監督、制作、脚本
  • 永遠に僕のもの (2018): 監督、脚本(2019年、日本劇場公開。2020年、Blu-ray、DVD発売)
  • キル・ザ・ジョッキー El Jockey (2024): 監督、脚本(2024年、第37回東京国際映画祭にて上映)

テレビドラマ

  • エル・クラン ある家族の秘密 History of a Clan(2015): 監督、脚本
  • El marginal (2016-2022): 監督、脚本
  • S3E7-8 (2021):監督

主な受賞など

  • 2005年 サンセバスティアン国際映画祭 オリゾンテス・特別賞受賞 Monoblock
  • 2018年 カンヌ国際映画祭 第71回ある視点部門に選出 永遠に僕のもの
  • 2019年 第91回アカデミー賞外国語映画賞 アルゼンチン代表に選出 永遠に僕のもの
  • 2024年 サンセバスティアン国際映画祭 オリゾンテス・ラテン映画賞受賞 El Jockey

外部リンク

  • Luis Ortega at

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/08/20 11:53 UTC (変更履歴
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