菊池真理子 : ウィキペディア(Wikipedia)

菊池 真理子(きくち まりこ、1972年(昭和47年)9月29日 - )は、日本の漫画家。埼玉県出身。この本名とは別に「小沢カオル」のペンネームで漫画作品を発表してきた。

経歴・人物

1972年(昭和47年)9月29日東京都生まれ。埼玉県育ち。

幼い頃から父親がアルコール依存症で、母親が熱心な創価学会員という家庭で育った。菊池が中学生だった頃に母親が自殺したプレジデントWOMAN(ウーマン)、2023年4月19日に掲載毎日新聞、2022年10月28日に掲載中外日報、2023年4月24日に掲載。

そのような経験から、菊池は宗教に対して強い疑問を抱くようになった。

2017年にエッセイ漫画『酔うと化け物になる父がつらい』が話題となり、2020年には実写で映画化された。

2021年9月から集英社のウェブサイト「よみタイ」で連載されていた、菊池自身を含めた7人の宗教2世の半生を描いたノンフィクション漫画『「神様」のいる家で育ちました 〜宗教2世な私たち〜』は出版社「集英社」の判断で公開中止されたが、出版社「文藝春秋」より未発表部分と書き下ろしを加えた単行本の書籍を発売することが決定し、2022年10月に書籍を発売した2022年11月12日に掲載2022年11月12日に掲載。

家族に、3歳年下の妹がいる。

著書

単書

  • 『やわいボンド』秋田書店、2022年8月
  • 『うちは「問題」のある家族でした』KADOKAWA、2024年11月
  • 『壊れる前に旅に出た』文藝春秋、2024年11月
  • 『アラフィフひとりおためし山暮らし』双葉社、2025年10月

共著

  • 『食べるの怖いな』シオリーヌ(大貫詩織):著, 菊池真理子:漫画、ハガツサ、2022年11月
  • 『「ほどよく」なんて生きられない : 宗教2世、発達障害、愛着障害、依存症、セックス、創作活動をめぐる対話』横道誠, 菊池真理子, 二村ヒトシ:著、明石書店、2025年5月

分担執筆

  • 『信仰から解放されない子どもたち : #宗教2世に信教の自由を』(担当範囲「『なんで怒っちゃいけないと思っているの?』と尋ねられたときに、『あ、私のなかにまだ宗教の教えが残っているんだ」という衝撃がありました。』、装画)横道誠:編著、明石書店、2023年2月
  • 『だから知ってほしい「宗教2世」問題』(担当範囲「私はなぜ『宗教2世』を描くか」)塚田穂高, 鈴木エイト, 藤倉善郎:編著、筑摩書房、2023年8月

外部リンク

関連項目

  • 未来部 - 創価学会の家庭の子供である小学生・中学生・高校生の18歳以下の信者が所属している組織。
  • 宗教2世 - 親が宗教を信仰していた家庭で幼い頃から宗教の信者として育てられた人達のこと。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/10/31 13:31 UTC (変更履歴
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