平井諒 : ウィキペディア(Wikipedia)

平井 諒(ひらい りょう、1991年4月23日 - )は、和歌山県那賀郡粉河町(現・紀の川市)出身の元プロ野球選手(投手)、野球指導者。右投右打。

経歴

アマチュア時代

小学校2年生のときに野球を始めるスポニチ。中学校では粉河シニアに所属した。帝京五高に入学後、投手へ転向。2年夏に愛媛大会決勝に進出。2回戦の対新居浜東高戦ではノーヒットノーランを記録。準々決勝の今治西高戦では延長10回1失点完投勝利。決勝は左太もも肉離れもあり、済美高に大敗を喫した。

3年夏は2回戦の対北条高戦で13奪三振を記録するなど力投した。準々決勝で秋山拓巳を擁する西条高と対戦し、被安打12、7四球、8失点で敗退した。

10月29日に行われたプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから4位指名を受ける。11月18日、契約金3500万円、年俸480万円(金額は推定)で仮契約。背番号は67。指名したヤクルトは菊池雄星、今村猛に次ぐ投手と評価している東京ヤクルトスワローズ公式サイト。12月9日の入団会見では、目標として由規をあげた東京ヤクルトスワローズ公式サイト。打撃も得意で、3年の愛媛大会では打率.600をマークした。

ヤクルト時代

は、春季キャンプは二軍スタート。4月11日のイースタン・リーグ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で3番手として二軍公式戦に初登板し、1回2奪三振自責0の好スタートを切った。フレッシュオールスターゲームの候補に選ばれていたが、出場を辞退日本野球機構オフィシャルサイト。しかし深刻な怪我ではなく、8月以降も順調に登板を続け、9登板、20回1/3を投げて防御率4.43、7与四死球、24奪三振を記録。ストレートの球速も9月には最速150km/hを超える成長を見せた。スポニチ。フェニックス・リーグでも好投を見せ、秋季キャンプの一軍メンバーに選ばれている。

は、4月5日の阪神タイガース戦で一軍デビューし、4月8日の中日ドラゴンズ戦でプロ初セーブ平井“ドタバタ”プロ初S「“気合で行け”と言われ…」 スポニチAnnex 2012年4月9日付記事より。、4月28日の広島東洋カープ戦でプロ初勝利を挙げた3年目平井がプロ初勝利 感無量「僕だけの力じゃない」スポニチAnnex 2012年4月28日付記事より。。

7月2日に、横浜市内の病院で右肩のクリーニング手術を行った東京ヤクルトスワローズ公式サイト影響もあり、この年以降は一軍での登板はなく、11月12日に育成選手として契約更改を行ったヤクルト、由規&平井と育成で再契約

6月6日、育成選手から支配下選手へ再登録された。背番号は育成登録以前と同じ67となった。このシーズンは平井にとって飛躍の一年となった。一軍昇格後は8試合連続無失点などで一度も二軍落ちせず、33試合に投げて1勝1敗0セーブ7ホールド、防御率2.81だった。8月25日の中日戦では、1236日ぶりの白星を挙げた。

は4試合に登板、防御率10.13だった。

8月31日の中日戦に3番手で登板し9回の1イニングを無失点に抑え、その後延長でチームが勝利し、3年ぶりの勝ち星を手にした。

は右肘の怪我のため、一軍二軍ともに登板0に終わり、11月2日に戦力外通告を受けた。

四国IL・愛媛時代

3月2日、NPB復帰を目指すため、四国アイランドリーグplusに所属する愛媛マンダリンパイレーツの練習に参加することが発表された。同26日、正式に選手契約を結んだことが発表された。

は、23試合に登板して2勝0敗4セーブ、防御率2.05の成績だった四国アイランドリーグplus2021後期公式戦(2021年)愛媛マンダリンパイレーツ (愛媛) - 一球速報.com(「後期」とあるが成績は2021年通算の数字)2021年11月11日閲覧。。同年シーズン限りで現役を引退し、シーズン終了後の11月11日に愛媛の投手コーチに就任することが発表された愛媛MP コーチ陣続投および新コーチ就任のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2021年11月11日)2021年11月11日閲覧。。

プレースタイル

最速154km/h燕・平井、守護神に名乗り!定着のため球速アップ「160キロを」 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)の直球とスライダーを軸に投球を組み立て一足先に復活した平井諒 由規とともにヤクルトの救世主となれるか | BASEBALL KING、フォークボールも混ぜるソフトB上林 完璧OP戦チーム1号 工藤監督「自信持っていい」スポニチ。

詳細情報

年度別投手成績

ヤクルト2200002212.5008219.0213501100012125.681.37
700001100.500296.170200800111.421.43
3300001107.50013232.02721000240012102.811.16
400000000----192.2504013104310.133.38
2010001104.5008719.0241900132018188.531.74
NPB:5年86100055113.50034979.08463002583047445.011.44
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度球団投手
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2012ヤクルト2207001.000
2013710001.000
2016334110.833
201740110.500
20192002001.000
通算8651120.889
  • 2020年度シーズン終了時

記録

  • 初登板:2012年4月5日、対阪神タイガース2回戦(明治神宮野球場)、8回表に2番手で救援登板、1回無失点
  • 初セーブ:2012年4月8日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、10回裏2死に6番手で救援登板・完了、1/3回無失点
  • 初奪三振:2012年4月14日、対横浜DeNAベイスターズ3回戦(明治神宮野球場)、6回表に石川雄洋から空振り三振
  • 初ホールド:2012年4月26日、対中日ドラゴンズ6回戦(明治神宮野球場)、7回表に3番手で救援登板、1回無失点
  • 初勝利:2012年4月28日、対広島東洋カープ3回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、8回裏1死に6番手で救援登板、2/3回無失点
  • 初先発登板:2019年8月17日、対中日ドラゴンズ19回戦(明治神宮野球場)、2回2失点

背番号

  • 67 (2010年 - 2015年、2016年6月6日 - 2020年、2022年 - )
  • 167 (2016年 - 2016年6月5日)
  • 11 (2021年)

登場曲

  • 「フライングゲット」AKB48(2012年)
  • 「Hey Baby (Drop It To The Floor)」Pitbull Feat. T-Pain(2012年)
  • 「Get Myself Back」安室奈美恵(2012年)
  • 「Body Feels EXIT」安室奈美恵(2013年 - 2015年)
  • 「ヒカリヘ」 miwa(2016年 - )

関連項目

  • 和歌山県出身の人物一覧
  • 東京ヤクルトスワローズの選手一覧
  • 愛媛マンダリンパイレーツの選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/21 03:46 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「平井諒」の人物情報へ