小松沢陽一 : ウィキペディア(Wikipedia)
小松沢 陽一(こまつざわ よういち、1950年 - )は、日本の映画ジャーナリスト。東北芸術工科大学大学院客員教授。
経歴
- 1950年 - 岩手県一関市に生まれる。
- 1971年 - 渡仏。パリ第七大学で「パリ日本映画クラブ」主宰。その後、映画ジャーナリストの活動を開始。雑誌「スターログ」で毎年、伝説の映画祭、アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭をレポートする。
- 1985年、東京国際ファンタスティック映画祭のプロデューサーに任命される。会場でいつも泣き、“泣きの小松沢”の異名で知られるようになる。以降「サンダンス映画祭 in TOKYO」、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の創設に関わり、日本では珍しい、映画祭プロデューサーの仕事をメインの職業とするようになる。ただし、自身が手がけた各映画祭は病気などで降板している。ゆうばり映画祭は市民主導で継続しているが、東京ファンタは消滅した。こうした運営が理由で、1回もしくは2回程度で終了した映画イベントも少なくない。
- 2008年 - 東北芸術工科大学大学院仙台スクールの客員教授に就任。
受賞歴
- 1989年 - 第9回ローマ国際映画祭特別栄誉賞
- 1992年 - 第20回アヴォリアッツ国際映画祭20周年記念特別功労賞
- 1995年 - エランドール賞特別賞
著書
- 夢人間たちの共和国 東京国際ファンタスティック映画祭10年史(1995年、シネマハウス)
- ゆうばり映画祭物語 映画を愛した町、映画に愛された町(2008年、平凡社)
共著
- 感動のマドレーヌ現象 イベントマーケティングのフレンチノウハウ(2002年、エディテ100)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/11/06 11:31 UTC (変更履歴)
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