小林智 : ウィキペディア(Wikipedia)
小林 智(こばやし さとし、1974年7月20日 - )はフランスギャロ・シャンティイ調教場の調教師。千葉県船橋市出身。既婚者で妻はフランス人。
来歴
父が競馬ファンであり、シャコーグレイドが2着になった皐月賞が競馬へのきっかけである。日本大学理工学部を卒業後、北海道のコアレススタッドで5年間牧場勤務し、日本中央競馬会の厩務員試験を受験するも不合格だった。
2002年にフランスへ渡り、厩舎で3年間調教助手を務め、次いでリチャード・ギブソン厩舎所属のアシスタントトレーナーを務め、2006年9月よりミケル・デルザングル厩舎所属の調教助手を務めた。フランス語は現地でフランス語学校に通うなどして習得した。
2008年7月に日本人として初めてフランスギャロの調教師試験に合格し、調教師免許を取得した。厩舎の開業までは引き続きデルザングル厩舎で調教助手を務め、同年凱旋門賞に出走するためにデルザングル厩舎に滞在したメイショウサムソン陣営をアシストした。
2009年、調教師免許を交付され厩舎を開業した。初出走は6月28日、吉田照哉所有のSoyokazeがクリストフ・ルメールを背にPrix de Labouretに出走、結果は最下位(11着)。
2010年7月24日、The DIVINEで初勝利(ヴィシー競馬場、フランク・ブロンデル騎手、2400メートルのハンデ戦)。
2021年5月23日、イタリア・カパネッレ競馬場で行われたデルビーイタリアーノ(G2)をTokyo Goldで勝利して重賞初勝利を挙げた。Tokyo Goldは吉田照哉の所有馬。
おもな管理馬
2011年は凱旋門賞出走のために日本から遠征してきたヴィクトワールピサとヒルノダムールを受け入れた。
2012年は凱旋門賞出走のために日本から遠征してきたオルフェーヴルと帯同馬のアヴェンティーノを受け入れた。
2018年、日本から遠征しメシドール賞を制したジェニアルが帰国せず移籍した。
- 重賞勝ち馬
- Tokyo Gold - 2021年デルビーイタリアーノ
関連項目
- 競馬の調教師一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/04 10:50 UTC (変更履歴)
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