実咲凜音 : ウィキペディア(Wikipedia)

実咲 凜音(みさき りおん、1989年実咲凜音 公式プロフィール ホリプロ・ブッキング・エージェンシー。7月5日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団宙組トップ娘役。

兵庫県神戸市、県立須磨友が丘高等学校出身。身長163cm。血液型A型。愛称は「みりおん」。

所属事務所はホリプロ・ブッキング・エージェンシー。

来歴

2007年、宝塚音楽学校入学。

2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団第8回 娘役としての完成形―実咲凜音に寄せて WEB青い弓。。入団時の成績は4番。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。その後、花組に配属。

端正な美貌と歌える強みから有望な娘役として期待され、2010年、真飛聖・蘭乃はなトップコンビ大劇場お披露目となる「麗しのサブリナ」で、新人公演初ヒロイン。入団2年目での抜擢となった。続く「CODE HERO」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初ヒロイン。後にコンビを組むこととなる朝夏まなとの相手役を務める。

2011年の「ファントム」で2度目の新人公演ヒロイン。オペラ歌手志望の少女クリスティーヌを演じ、高い評価を受ける。続く「カナリア」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン。

2012年の「復活」で3度目の新人公演ヒロイン。続く「近松・恋の道行」(バウホール・日本青年館公演)で、3度目の東上公演ヒロイン。同年に宙組へと組替えし、宙組トップ娘役に就任。凰稀かなめの相手役として、「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」でトップコンビ大劇場お披露目。

2015年に凰稀が退団後は朝夏まなとを2人目の相手役に迎え、「王家に捧ぐ歌」で新トップコンビ大劇場お披露目。

2017年4月30日、「王妃の館/VIVA! FESTA!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。

退団後はホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属となり、舞台を中心に活動を続けている。

2023年に俳優の廣瀬友祐と結婚したことを発表。

人物

6歳上の兄と2歳下の弟がいる。

3歳からクラシックバレエを習い始め、他にも習字やスイミングなど毎日習い事に通っていた。

小学生の時、母の勧めでミュージカルのオーディションを受け、地元の劇団に入団し2年間通った。

中学3年の時、進路について調べていて宝塚に興味を持ち、花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で、宝塚初観劇する。

高校へ進学後、充実した学生生活を送り、球場での飲み物の売り子のアルバイトなども経験した。

ある日ふと宝塚受験を思い立ち挑戦するも、不合格となる。

宝塚受験のための教室に通って再挑戦し、2度目の受験で合格した。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

  • 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)

花組時代

  • 2009年9 - 11月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - 新人公演:イザベラ(本役:白華れみ)『EXCITER!!』
  • 2010年1月、『BUND/NEON 上海』(バウホール) - 申麗秋
  • 2010年3 - 5月、『虞美人』 - 新人公演:桃娘(本役:望海風斗
  • 2010年7 - 10月、『麗しのサブリナ』 - ジュリー、新人公演:サブリナ・フェアチャイルド(本役:蘭乃はな)『EXCITER!!』 新人公演初ヒロイン
  • 2010年11 - 12月、『CODE HERO/コード・ヒーロー』(バウホール・日本青年館) - ヴァネッサ・ネイビル バウ・東上初ヒロイン
  • 2011年2 - 4月、『愛のプレリュード』 - 新人公演:パメラ・クレメール(本役:天咲千華)『Le Paradis!!(ル パラディ)』
  • 2011年6 - 9月、『ファントム』 - 幼いエリック、新人公演:クリスティーヌ・ダーエ(本役:蘭乃はな) 新人公演ヒロイン
  • 2011年10 - 11月、『カナリア』(ドラマシティ・日本青年館) - アジャーニ 東上ヒロイン
  • 2012年1 - 3月、『復活-恋が終わり、愛が残った-』 - ミッシィ、新人公演:エカテリーナ・マースロワ(カチューシャ)(本役:蘭乃はな)『カノン』 新人公演ヒロイン
  • 2012年5月、『近松・恋の道行』(バウホール・日本青年館) - 柏屋さが 東上ヒロイン

宙組トップ娘役時代

  • 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ) 大劇場トップお披露目公演
  • 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(博多座) - ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ)
  • 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - メルセデス、新人公演:オービーヌ(本役:鈴奈沙也)『Amour de 99!!-99年の愛-』
  • 2013年7 - 8月、『うたかたの恋』 - マリー・ヴェッツェラ『Amour de 99!!-99年の愛-』(全国ツアー)
  • 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - メラニー 初エトワール
  • 2014年2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』 - ゲルダ・ポホライル『シトラスの風II』(中日劇場)
  • 2014年4月、月組『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(宝塚大劇場) Wエトワール4/7〜10のみ凰稀かなめと特別出演。
  • 2014年5 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - ロザリー/バラの淑女 エトワール
  • 2014年8 - 9月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(全国ツアー) - マリー・アントワネット エトワール【実咲凛音】ついにマリー・アントワネット役「本当にうれしいです」 ZAKZAK。
  • 2014年11 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - ソフィア・マグダレーナ・ア・ダンマルク『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』 Wエトワール
  • 2015年3 - 4月、『TOP HAT』(梅田芸術劇場・赤坂ACTシアター) - デイル・トレモント
  • 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - アイーダ
  • 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』 - フェリシア『シトラスの風III』(全国ツアー)
  • 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - アン・ハサウェイ『HOT EYES!!』
  • 2016年5月、『王家に捧ぐ歌』(博多座) - アイーダ
  • 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - エリザベート
  • 2016年11 - 12月、『双頭の鷲』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - 王妃
  • 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - 桜井玲子『VIVA! FESTA!』 退団公演

出演イベント

  • 2011年11月、第51回『宝塚舞踊会』
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年5月、『王家に捧ぐ歌』前夜祭
  • 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年3月、実咲凜音ミュージック・サロン『Million Carat!!』 主演実咲凜音ミュージック・サロン「Million Carat!!」('17年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

ドラマ

  • 2017年9月、TBS系『名奉行!遠山の金四郎』 - 朧月元宝塚トップ娘役・実咲凜音がドラマ初出演『遠山の金四郎』で花魁役「貴重な経験」 オリコンニュース。
  • 2018年4月、テレビ朝日系『特捜9』第1話 - 野村美穂
  • 2018年10月、日本テレビ系『部活、好きじゃなきゃダメですか?』第2話 - 早川奏子
  • 2019年5月、テレビ朝日系『死命〜刑事のタイムリミット〜』 - 堤綾子
  • 2019年11月、フジテレビ系『シャーロック アントールドストーリーズ』第8話
  • 2021年2月、テレビ東京系『神様のカルテ』第2話 - 進藤(如月)千夏
  • 2023年9月、NHK連続テレビ小説『らんまん』 - 葉月

ラジオ

  • 2022年4月 - 2024年3月、FM大阪/TOKYO FM『oggi otto Music Shampoo』

映画

  • 2011年4月、東宝系『阪急電車 片道15分の奇跡』宝塚在団中に出演。

広告

  • 2010年、『阪急阪神』初詣ポスターモデル

受賞歴

  • 2011年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞
  • 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度新人賞
  • 2014年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
  • 2015年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2014年度優秀賞『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。

注釈

出典

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/23 08:59 UTC (変更履歴
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