スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン
米ミズーリ州カンザスシティ出身。ジュリアード音楽院のドラマ部門からノースカロライナ大学芸術学部に編入し、1972年に卒業する。77年、パデュー大学大学院で演劇の修士号を取得。舞台を中心に、79年頃からは映画やTVドラマでも着実にキャリアを積む。アカデミー作品賞候補作「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(11)やスティーブン・スピルバーグ監督作「リンカーン」(12)などへの参加を経て、自身がブロードウェイの舞台で助演を務めた名作戯曲の映画化「フェンス」(16)の演技で高い評価を獲得。以降、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(16)や「レディ・バード」(17)、「DUNE デューン 砂の惑星」(21)などの話題作や、ハル・ベリーの初監督作「ブルーズド 打ちのめされても」(21)などに出演している。15年にはオビー賞を受賞し、ブロードウェイのベテラン俳優としても活躍を続けている。