木村三津子 : ウィキペディア(Wikipedia)

木村 三津子(きむら みつこ、1932年5月2日 - )は、東京府荏原郡世田谷町出身の女優。

来歴

玉川学園在学中に日劇で貝谷八百子のバレエ『真夏の夜の夢』を見て感激し、島田バレエ団に入る。1948年9月、玉川学園を中退して日劇ダンシングチーム(NDT)の4期研究生となる。1949年1月に初舞台を踏むが、リューマチ関節炎となり退団。49年3月、東宝に入り大部屋女優となる。同年12月、電通専属モデルとなる『日本映画俳優全集女優編』1980年、キネマ旬報社刊。244頁。

1951年8月、米人カメラマンにスカウトされ雑誌『ライフ』51年12月31日号のカバーガールに起用され一躍有名になる。52年10月『いついつまでも』(大映)で女優デビュー。1954年1月、関節炎が悪化し大映退社。フリーとなる。

同年12月、脚部治療がきっかけで知り合った日系人二世の薬剤師と結婚。『やさしい狼犬部隊』 (1955年、コロムビア映画)を最後に引退した。

出演映画

以下の公開日、作品名、製作会社、役名は特に記載がない限りKINENOTEに従った。

  • 1952年10月30日 『いついつまでも』 大映東京 - 山田君子 役
  • 1953年1月15日 『千羽鶴』 大映京都 - 稲村ゆき子 役
  • 1953年1月22日 『社長秘書』 大映京都 - 飯田千佳子 役
  • 1953年2月19日 『妖精は花の匂いがする』 大映京都 - 米川水絵 役
  • 1953年2月26日 『決闘五分前』 大映京都 - 西本玉枝 役
  • 1953年4月22日 『母波』 大映東京 - 橋口玲子 役
  • 1953年7月7日 『再会 第一部かりそめの逢瀬 第二部相寄る魂』 大映東京 - 塩沢田鶴子 役
  • 1953年7月28日 『新江の島悲歌』 大映東京 - 谷口なつ子 役
  • 1953年9月30日 『浅草物語』 大映東京 - みどり 役
  • 1953年10月20日 『地の果てまで』 大映東京 - 妹知子 役
  • 1953年11月10日 『紅椿』 大映東京 - 月村秋子 役
  • 1953年12月8日 『にっぽん製』 大映東京 - 金杉桃子 役
  • 1953年12月29日 『十代の誘惑』 大映東京 - 沢久江 役
  • 1954年5月30日 『十代の秘密』 大映東京 - 花村マリ子 役
  • 1954年11月8日 『若い人たち』 近代映協、全銀連 - 山本久子 役
  • 1955年11月15日 『やさしい狼犬部隊』 コロムビア映画 - Yuko 役

参考文献

『日本映画俳優全集女優編』1980年、キネマ旬報社刊

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/04 13:29 UTC (変更履歴
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