大江崇允 : ウィキペディア(Wikipedia)

大江 崇允(おおえ たかまさ、1981年1月6日 - )は、日本の映画監督、脚本家である。

人物

大阪府出身。近畿大学で舞台芸術を学んだ後「旧劇団スカイフィッシュ」を旗揚げ、演出や俳優として舞台作品に携わる。その後、映画制作を始め、監督・脚本として活動。監督作品にCINEDRIVE2010監督賞を受賞した『美しい術』(09)、第7回CO2グランプリほか国内外で評価を受けた『適切な距離』(11)などがある。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(21)では濱口監督と共同で脚本を担当し、米アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた。

監督・脚本の新作映画『鯨の骨』(23)が2023年10月13日より劇場公開。

作品

長編映画

  • 花の袋(2008年) - プロデューサー
  • 美しい術(2009年) - 監督・脚本
  • 夕暮れ(2010年) - プロデューサー
  • 適切な距離(2011年) - 監督・脚本
  • アスリート〜俺が彼に溺れた日々〜(2019年) - 監督
  • ドライブ・マイ・カー(2021年) - 脚本(濱口竜介との共同脚本)・監督補
  • 鯨の骨(2023年)- 監督・脚本
  • ひな(2023年) - 脚本
  • 雨の中の慾情(2024年公開予定) - 脚本協力

短編映画

  • かくれんぼ(2012年) - 監督

ドラマ

  • 君は放課後、宙を飛ぶ(2018年、TBS・東映) - 監督
  • 恋のツキ(2018年、テレビ東京) - 脚本
  • キン肉マン THE LOST LEGEND(2021年、WOWOW) - 構成
  • すべて忘れてしまうから(2022年、Disney+)- 脚本
  • ガンニバル(2022年、Disney+) - 脚本
  • ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-(2023年、Disney+) - 脚本

受賞・ノミネート

長編映画

  • 美しい術
    • CINEDRIVE2010 監督賞
    • 第11回Nippon Connection ニッポン・ヴィジョンズ部門 ノミネート
  • 適切な距離
    • 第7回CO2(シネアスト・オーガニゼイション⼤阪) シネアスト大阪市長賞(グランプリ)・主演男優賞(内村遥
    • 第1回World Gate Film Festival 長編部門・グランプリ
    • 第2回ハノイ国際映画祭 長編コンペディション部門 ノミネート
    • 第13回チョンジュ国際映画祭 World Cinema部門 ノミネート
    • 第13回Nippon Connection ニッポン・ヴィジョンズ部門 ノミネート
  • ドライブ・マイ・カー
    • カンヌ国際映画祭 脚本賞(濱口竜介との共同脚本)
    • アジア太平洋映画賞 脚本賞
    • オースティン映画批評家協会賞 脚色賞
    • ボストン映画批評家協会賞 脚本賞
    • シカゴ映画批評家協会賞 脚色賞ノミネート
    • ロサンゼルス映画批評家協会賞 脚本賞
    • セントルイス映画批評家協会賞 脚色賞ノミネート
    • 全米映画批評家協会賞 脚本賞
    • サンフランシスコ・ベイエリア映画批評家協会賞 脚色賞ノミネート
    • オンライン映画批評家協会賞 脚色賞ノミネート
    • ロンドン映画批評家協会賞 脚本賞
    • アカデミー賞 脚色賞ノミネート
    • 第13回TAMA映画賞 最優秀作品賞
    • 第95回キネマ旬報ベスト・テン 脚本賞
    • 第76回毎日映画コンクール 脚本賞ノミネート
    • 第45回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞

短編映画

  • かくれんぼ
    • 第7回⼤阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門部⾨ ノミネート

関連項目

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/30 02:59 UTC (変更履歴
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