戸田彬弘 : ウィキペディア(Wikipedia)
戸田 彬弘(とだ あきひろ、1983年8月16日 - )は、日本の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、演出家である。奈良県大和郡山市出身。株式会社チーズfilm代表取締役。劇団チーズtheater主宰。
経歴
近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒業。株式会社チーズfilm代表取締役。劇団チーズtheater主宰。近畿大学で大橋也寸からルコックシステムを学び、演劇から活動をスタートさせる。独学で映画を撮り数々の賞を受賞。
2015年に旗揚げした劇団チーズtheater第1回公演『川辺市子のために』がサンモールスタジオ選定賞2015において最優秀脚本賞を受賞。その後、杉咲花を主演に迎え『市子』とタイトルを変え映画化。2023年に公開される。脚本・監督・編集を戸田彬弘本人が担当。本作は、第47回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第78回毎日映画コンクール女優主演賞など、多数の国内賞レースで受賞。映画祭では、釜山国際映画祭、東京国際映画祭、ヨーテボリ国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭など多数の国際映画祭で上映。
フィルモグラフィー
長編映画
- 花の袋(2008年) - 監督、脚本、撮影、編集
- ハンブルク日本映画祭2011正式出品。
- 美しい術(2009年) - 出演、プロデューサー
- 夕暮れ(2010年) - 監督、脚本、編集
- 第9回中之島映画祭グランプリ。
- 福井映画祭2011グランプリ。
- 福岡インディペンデント映画祭2011優秀作品賞。
- 適切な距離(2011年) - プロデューサー
- CO2(シネアストオーガニゼーション)グランプリ。主演男優賞。
- ねこにみかん(2014年) - 監督、脚本、プロデューサー
- 伊賀の國忍者映画祭2014地ムービーアワード賞。
- 第1回新人監督映画祭長編コンペティション部門準グランプリ。
- 横たわる彼女(2014年) - 監督、脚本
- 名前(2018年) - 監督、編集
- 第13回大阪アジアン映画祭クロージング作品。
- 第20回イタリア・ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門。
- 第18回ドイツ・フランクフルト・ニッポンコネクション・ニッポンヴィジョンズ部門。
- 第5回ベトナム・ハノイ国際映画祭コンペティション部門。
- 13月の女の子(2020年) - 監督、編集、プロデューサー
- 僕たちは変わらない朝を迎える(2021年) - 監督、脚本、編集、プロデューサー
- MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021 観客賞、男優賞(髙橋雄祐)、ミュージシャン賞(雨のパレード)。
- 散歩時間〜その日を待ちながら〜(2022年) - 監督、原案、編集、プロデューサー
- 市子(2023年) - 原作、脚本、監督、編集
- 第47回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(杉咲花)。
- 第78回毎日映画コンクール 女優主演賞(杉咲花)。
- 第37回高崎映画祭 最優秀助演俳優賞(中村ゆり)。
- 第37回高崎映画祭 監督賞ノミネート(戸田彬弘)
- 第66回ブルーリボン賞 作品賞ノミネート。
- 第97回キネマ旬報 読者選出ベスト・テン第9位。脚本賞第5位(上村奈帆、戸田彬弘)。
- 2023年度映画芸術ベストテン・第10位。
- 第33回日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン・第7位。
- 2023年度全国映連賞(映画鑑賞団体全国連絡会議)女優賞(杉咲花)、ベストテン第5位。
- 第2回観たかったのに観れなかった映画賞 第1位。
- 第28回釜山国際映画祭コンペティション部門(ジソク部門)正式出品。
- 第36回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門 正式出品。
- 第47回ヨーテボリ国際映画祭インターナショナルコンペティション部門正式出品。
- 第12回ヘルシンキ・シネアジア映画祭 正式出品。
- 第26回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門正式出品。脚本賞ノミネート(戸田彬弘、上村奈帆)。
- 第24回フランクフルト・ニッポンコネクション・ニッポンシネマ部門正式出品。
- 第26回上海国際映画祭・ニッポンエクスプレス部門正式出品。
- 第23回ニューヨーク・アジアン・フィルムフェスティバル Uncaged Award for Best Feature Film Competition部門正式出品。
- 第12回バルセロナアジアンフィルムフェスティバル オフィシャルパノラマセクション部門正式出品。
- 2024年度アイルランド日本映画祭正式出品。
短編映画
- この音が聴こえているか(2014年) - 監督、脚本、編集、プロデューサー
- 福井映画祭2015長編部門正式出品。
- 父ありき、母のにおい(2015年) - 監督、脚本、編集
- 沖縄国際映画祭地域発進型映画部門正式出品。
- 第一回渋谷TANPEN 映画祭CLIMAXat 佐世保2017 最優秀主演男優賞(芹澤興人)。
- まなざし(2015年) - 監督、脚本、編集
- 札幌国際短編映画祭2015コンペティション部門正式出品。
- ショートショートフィルムフェスティバル2015music short部門正式出品。
- SJ(シンガポール・日本)50映画祭正式出品。
- この世界の直径(2017年) - 監督、脚本、編集、プロデューサー
- 第3回湖畔の映画祭2017 招待上映。
- ワルツ(2017年)(映画「狂い華」の一編) - 監督、脚本、編集
- 目覚め-Day breaks-(2020年) - 監督、脚本、編集、プロデューサー
- 福井映画祭14TH 短編部門正式出品。
ドラマ
- 「うつヌケ」Hulu (2017年) - 脚本(1,5,6話)
- 「悪魔の弁護人・御子柴礼司」東海テレビ(2019年12月クール)- 脚本(3.4.5話)
- 「西荻窪三ツ星洋酒堂」MBSドラマ特区(2021年2月)- 脚本
- 「彼の全てが知りたかった。」smash.バーティカルシアター(2022年2月)(企画:佐久間宣行、脚本:根本宗子)- 監督
- 「あけておねがい」Twitterドラマ(2022年9月)- 監督・編集
- 「更地」TOKYO MX treatment(2023年6月20日(火) 23:30 - 24:00)- 原案・監督・編集
- 「けむたい姉とずるい妹」テレビ東京 ドラマプレミア23(2023年10月クール) - 監督(3.5.6話)
- 「買われた男」テレビ大阪 DRAMA ADDICT(2024年4月クール) - 監督(3.4話)
- 「愛人転生 -サレ妻は死んだ後に復讐する-」MBS ドラマ特区(2024年9月5日スタート) - 監督(1.2.5.7.8話)
MV
- PASSPO☆「Growing Up」(2013年)
- HY「会いたい」※short film ver(2014年)
- ぷちぱすぽ☆「Go Fight!Fly High!」(2015年)
- 雨のパレード「morning」(2021年)
広告
- 全葬連「娘の遺りもの」編(2013年)
- Plakira WEB-CM「 特別な日には特別なPlakiraを贈ろう 」結婚式篇(2017年)
舞台
- チーズtheater「川辺市子のために」(2015年8月、2016年1月、サンモールスタジオ)- 作・演出
- サンモールスタジオ選定賞2015最優秀脚本賞。
- チーズtheater「美しいひと」(2016年4月、SPACE梟門)- 作・演出
- ヤマガヲク「黄昏ワルツ」(2016年6月、ウエストエンドスタジオ)- 演出
- 舞台「13月の女の子」(2017年1月、新宿村LIVE)
- チーズtheater「THE VOICE」(2017年4月、東京芸術劇場シアターウエスト)- 作・演出
- チーズtheater「美しいひと(再演)」(2017年5月、下北沢Geki地下Liberty)- 作・演出
- チーズtheater「Festa.」(2017年11月、SPACE 雑遊)- 作・演出
- チーズtheater「川辺市子のために/川辺月子のために」(2018年8月、サンモールスタジオ)- 作・演出
- チーズtheaterプロデュース公演「接点 Vol.1」(2019年2月、新宿スターフィールド)- 作・演出
- ヤマガヲク「エダニク」(2019年4月、ウエストエンドスタジオ)- 演出
- チーズtheaterプロデュース公演「鈴虫のこえ、宵のホタル」(2020年1月、下北沢OFF•OFFシアター)- 演出
- チーズtheaterオンライン公演「告白」(2020年6月、サンモールスタジオより配信)- 作・演出
- たやのりょう一座「あゝ涙乃橋商店街」(2021年4月、浅草木馬亭)- 演出
- チーズtheaterプロデュース公演「海と日傘」(2023年1月、下北沢駅前劇場)- 演出
- チーズtheater「ある風景」(2023年6月、座・高円寺)- 作・演出
- チーズtheater「川辺市子のために」(2024年2月、サンモールスタジオ)- 作・演出
ラジオ
- ゆるすべり(2014年7月 - 、レインボータウンFM)MC
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/31 12:33 UTC (変更履歴)
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