片山慎三 : ウィキペディア(Wikipedia)
片山 慎三(かたやま しんぞう、1981年2月7日 - )は、日本の映画監督・脚本家。
大阪府豊中市出身。中村幻児監督主催の映像塾を卒業。日本人唯一のポン・ジュノ作品の助監督を務め、2019年公開の『岬の兄妹』で映画監督としてデビュー。
略歴・人物
高校卒業後上京し、映像系の専門学校に通い10代の終わりからテレビの現場に入り、04年頃から助監督を経験する。07年頃に韓国人の後輩ジョン・ヒジリより「今度、ポン・ジュノ監督が東京で短編を撮るらしいですよ。片山さん、助監督やりませんか?」と誘われ、『TOKYO!』(『シェイキング東京』)でポン・ジュノ組に参加する。『シェイキング東京』の現場でのポン・ジュノ監督の映画に対する姿勢に感銘を受け、もっとこの監督のもとで学びたいと思い、ノーギャラで良いからと頼み込み『母なる証明』にも助監督して参加する。
作品
映画
監督作品
- 岬の兄妹(劇場公開映画 2019年、プレシディオ) - 監督・製作・プロデューサー・編集・脚本
- ROCK'NROLL(「『カラダカルピス』 500 メカニズム映画祭」特別映像 2019年、アサヒ飲料) - 監督
- そこにいた男(劇場公開映画 2020年、CRG) - 監督
- さがす(劇場公開映画 2022年、アスミック・エース) - 監督・脚本
- 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(劇場公開映画 2023年、東映ビデオ)- 監督を内田英治と分業
- 雨の中の慾情(劇場公開映画 2024年11月29日予定、カルチュア・パブリッシャーズ) - 監督・脚本
助監督作品
- Little DJ〜小さな恋の物語(2007年、デスペラード) - 助監督
- TOKYO!(ポン・ジュノ監督パート『シェイキング東京』)(2008年、ビターズ・エンド) - 助監督
- 花より男子ファイナル(2008年、東宝) - 助監督
- 母なる証明(2009年、CJエンタテインメント) - 助監督
- 山形スクリーム(2009年、ギャガ) - 助監督
- マイ・バック・ページ(2011年、アスミック・エース) - 助監督
- Paper Flower(2011年、Toy Gun Films) - 助監督
- 僕たちのアフタースクール(2011年、ユニバーサル・ミュージック) - 助監督
- 苦役列車(2012年、東映) - 助監督
- ヨコハマ物語(2013年、オフィスキタ) - 助監督
- はなちゃんのみそ汁(2015年、東京テアトル) - 助監督
- 味園ユニバース(2015年、ギャガ) - 助監督
- 田沼旅館の奇跡(2015年、KATSU-do) - 助監督
- 全裸監督(2019年、Netflix) - 助監督
テレビドラマ
- アカギ(第7話 2015年、BSスカパー!) - 監督
- さまよう刃(2021年5月、WOWOW) - 監督
配信ドラマ
- ガンニバル(2022年、Disney+) - 監督
- ガス人間 (未発表、Netflix) - 監督
アニメ
- シックスハートプリンセス(2016年、東京MX) - 脚本(5話、6話、7話)
- ニンゲン、シッカク(2017年、太宰ミュージアム) - 監督
受賞歴
- SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018 国内コンペティション最優秀作品賞、観客賞(『岬の兄妹』)
- 第29回日本映画批評家大賞 新人監督賞(2019年、『岬の兄妹』
- 日本映画監督協会新人賞(2021年、『さがす』)
- 第47回報知映画賞監督賞(2022年、『さがす』)
- 第14回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(2022年、『さがす』)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/07 04:49 UTC (変更履歴)
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