シセ・バベット・クヌッセン
デンマーク出身。両親のボランティア活動に伴い、幼少期の一時をタンザニアで過ごす。1987年から90年までパリで演技を学び、帰国後は実験劇場「OVINE 302」からデンマーク王立劇場まで幅広い舞台で俳優として活動。97年、即興コメディの手法を使ったデンマーク映画「Let's Get Lost」の主演でスクリーンデビューし、デンマークの映画賞であるロバート賞とボディル賞の最優秀女優賞を受賞して一躍同国で人気の俳優となる。
スサンネ・ビア監督の恋愛コメディ「The One and Only」(99)でも再び同2賞を受賞。デンマーク製TVシリーズ「コペンハーゲン」(10〜22)で主人公となる架空のデンマーク初女性首相を演じ、国際的な認知度を得た。
スサンネ・ビア監督作「アフター・ウェディング」(06)、セザール賞助演女優賞を受賞した「アムール、愛の法廷」(15)などを経て、トム・ハンクス主演「インフェルノ」(16)でハリウッドに進出。近年の映画出演作に「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(19)、「クラブゼロ」(23)などがある。