マイケル・マカスカー : ウィキペディア(Wikipedia)
マイケル・"マイク"・マカスカー(Michael "Mike" McCusker, 1966年6月23日 - )は、アメリカ合衆国の編集技師である。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005年)と『フォードvsフェラーリ』(2019年)によりアカデミー賞編集賞にノミネートされており、後者では受賞も果たした。ジェームズ・マンゴールド監督と頻繁にコラボレーションしている。
マカスカーは編集技師のデヴィッド・ブレナーに師事した。
生い立ちと学歴
コネチカット州のに通い、そこで映画製作を始めた。卒業後にはエマーソン大学に通い、1988年に映画理論と製作の美術学士号を取得した。
キャリア
エマーソン大卒業後はカリフォルニア州ウェスト・ハリウッドに移り、製作アシスタントとしての仕事を得てテレビアニメ『ザ・シンプソンズ』などに参加した。その後彼は編集に興味を抱き、Showtimeのアンソロジー『』のアシスタントエディターとなった。
マカスカーはに加入後、オリバー・ストーン作品などで知られてアカデミー賞編集賞受賞経験もあるデヴィッド・ブレナーのチームでアシスタントエディターとなった。マカスカーは5年にわたって『パトリオット』や『ニューヨークの恋人』などを手がけた。最終的にブレナーはマカスカーをアソシエイトエディターに昇格させた。
ジェームズ・マンゴールドは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』の際にブレナーに編集を依頼したが実現せず、ブレナーは代わりにマカスカーを推薦した。マカスカーは2020年にマンゴールドの映画『フォードvsフェラーリ』でアカデミー賞編集を受賞した。
私生活
映画『デイ・アフター・トゥモロー』に参加した際に知り合ったプロデューサーのディアドラ・モリソンと結婚した。
主なフィルモグラフィ
- Sax's Final Orbit (1997)
- Kings (1998 film)|Kings (1998)
- ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 Walk the Line (2005)
- Walkout (2006)
- 3時10分、決断のとき 3:10 to Yuma (2007)
- オーストラリア Australia (2008)
- メタルヘッド Hesher (2010)
- ナイト&デイ Knight and Day (2010)
- アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man (2012)
- The Wolverine (2013)
- ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男 Get on Up (2014)
- 13時間 ベンガジの秘密の兵士 13 Hours (2016)
- ガール・オン・ザ・トレイン The Girl on the Train (2016)
- LOGAN/ローガン Logan (2017)
- フォードvsフェラーリ Ford v. Ferrari (2019)
- アオラレ Unhinged (2020)
受賞とノミネート
賞 | 年 | 部門 | 作品名 | 結果 |
---|---|---|---|---|
アカデミー賞 | 2005 | 編集賞 | ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 | |
2019 | フォードvsフェラーリ | |||
英国アカデミー賞 | 2019 | 編集賞 | フォードvsフェラーリ | |
アメリカ映画編集者協会賞 | 2005 | 長編映画編集賞 (コメディ・ミュージカル部門) | ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 | |
2019 | 長編映画編集賞 (ドラマ部門) | フォードvsフェラーリ | ||
サテライト賞 | 2008 | 編集賞 | オーストラリア | |
2019 | フォードvsフェラーリ |
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/12/20 23:53 UTC (変更履歴)
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