矢田部吉彦 : ウィキペディア(Wikipedia)

矢田部 吉彦(やたべ よしひこ、1966年 - )は、日本の映画祭プログラマー、映画パーソナリティ、司会者、映画プロデューサー。

人物・来歴

  • 1966年フランス生まれ。
  • 1972年~77年をスイスのジュネーヴとオーストリアのウィーンで過ごす。
  • 暁星中学校・高等学校、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
  • INSEAD にてMBA取得。
  • 銀行勤務、英仏駐在・留学を経て映画業界へ転職。
  • 映画配給・宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデュース、フランス映画祭の運営などに携る。
  • 2002年から東京国際映画祭にスタッフとして参加。その後、上映作品の選定を行う作品部の統括を担当。同時に「日本映画・ある視点」(第17~25回)、「日本映画スプラッシュ」(第26回~)部門のプログラミング・ディレクターも務める。
  • 2007年より東京国際映画祭コンペティションのディレクターに就任。
  • 2016年から毎日映画コンクールの作品部門 選考委員を務める。
  • 父はEC日本政府代表部特命全権大使の矢田部厚彦。父方の祖父は駐タイ特命全権公使の矢田部保吉。母方の祖父は農商務官僚で参議院議員の梶原茂嘉。矢田部和彦(パリ第7大学助教授)は兄。

映画祭・映画賞での活動

  • 東京国際映画祭
(第15回2002年~ スタッフ)
(第17回2004年~ 作品部の統括を担当。日本映画・ある視点部門(第26回に日本映画スプラッシュ部門に変更)プログラミング・ディレクター)
(第20回2007年~ コンペティション部門プログラミング・ディレクターを兼任
(第33回2020年  シニアプログラマー、作品選定コミッティーメンバー)
  • フランス映画祭 スタッフ
  • 毎日映画コンクール(第70回 2016年~ 作品部門 選考委員)
  • 文化庁芸術選奨選考審査員
  • Karlovy Vary Film Festival("East of the West"部門 2016年 審査員)
  • ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS(2017年 国際審査員)
  • Sydney Film Festival (2018年 コンペティション審査員)
  • SOUTHEAST ASIA FICTION FILM LAB(SEAFICxPAS Mentor)
  • Bosphorus Film Festival(2021年 国際長編コンペティション審査員)
  • 京都国際学生映画祭(第24回 2022年 コンペティション審査員)

プロデュース作品

  • 阿賀の記憶(2005年 監督:佐藤真)
  • チョコラ(2009年 監督:小林茂)
  • 風の波紋(2015年 監督:小林茂)

出演作品

  • モデル 雅子 を追う旅(2019年 監督:大岡大介)

出演番組

  • アフター6ジャンクション(TBSラジオ)
  • ザ・プライムショー#WOWOWぷらすと(WOWOW)
  • WOWOW マンスリー・シネマセッション「踊る大捜査線 THE MOVIE」(WOWOW)
  • 山田孝之のカンヌ映画祭 (2017年 山下敦弘松江哲明)
  • 映画「ベイビー・ブローカー」ってこんなに楽しい!! 公開記念トークSP!! (2022年 フジテレビ)

連載

執筆

その他

  • アート作品だけでなく、プログラムピクチャー、ジャンル映画も同様に楽しむ側面もある。
  • 映画Tシャツコレクションが趣味で、東京国際映画祭情報配信番組TIFF Studioでは、毎回別のシャツを披露していた。
  • 2014年かねてから立川談修のもとで稽古を重ねていた「道灌」で落語家デビューを飾る。芸名はおさむ家吉吉。
  • 高校時代は競技スキーに打ち込んでいた。
  • トライアスロンも何度か大会に参加実績がある。
  • かくし芸でウクレレを披露することも。

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/29 02:49 UTC (変更履歴
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