中島峰広 : ウィキペディア(Wikipedia)

中島 峰広(なかしま みねひろ、1933年12月15日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.332 - )は、日本の農業地理学者。博士(学術)。畑地灌漑・棚田研究の第一人者。早稲田大学名誉教授。農林水産省日本の棚田百選の選定委員、棚田学会会長 - 棚田学会機関紙の記事、NPO法人棚田ネットワーク代表を歴任。

経歴

1933年、宮崎県生まれ。早稲田大学教育学部(地理学士)を卒業後、開成学園教諭を経て早稲田大学教授に就任。

1993年、「日本における畑地潅漑の歴史地理学的研究」により、早稲田大学から博士(学術)の学位を取得した。

2004年より、早稲田大学名誉教授。

2012年11月瑞宝中綬章受章。

『棚田』の定義

中島が、棚田の面積を量的に把握する必要から、農林水産省が、1988年に『水田要整備量調査』で対象とした「傾斜1/20(水平方向に20メートル進んだときに1メートル高くなる傾斜)以上の土地にある水田」を棚田と定義し、分布図を作成して以降、一般的にこれが棚田の定義として使われるようになった。

著作

  • 『続百選の棚田を歩く』、古今書院、2006年
  • 『百選の棚田を歩く』、古今書院、2004年
  • 『日本の棚田』、古今書院、1999年
  • 『現代の地理 敎授資料』、山川出版社(前島郁雄、田辺裕との共著)、1986年
  • 『世界の地理 敎授資料』、山川出版社(同上)
  • 『詳說地理』、山川出版社(同上)、1989年
  • 『地理用語集』、山川出版社(同上)、1984年

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/14 22:50 UTC (変更履歴
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