最相葉月 : ウィキペディア(Wikipedia)

最相 葉月(さいしょう はづき、1963年11月26日 - )は、ノンフィクションライター、編集者。

来歴・人物

東京都生まれの神戸市育ち。関西学院大学法学部法律学科卒(国際法専攻)。旭通信社最相葉月「年女と年男の読書日記」『小説新潮』2023年1月号、p.211『絶対音感』著者紹介 honto 2023年5月27日閲覧大阪支社でのラジオ・テレビ担当の営業聞き手・構成/山本菜々子「ずるずると小さい世界に留まらないために――最相葉月の仕事論『最相葉月 仕事の手帳』著者・最相葉月氏インタビュー」シノドス国際社会動向研究所 (2014年6月2日) 2023年5月27日閲覧、上京して学術系出版社、PR誌編集事務所の中原編集室勤務を経て、フリーの編集者兼ライターとなる。執筆する主なテーマは科学技術と人間の関係性、スポーツ、教育、音楽など。

第4回小学館ノンフィクション大賞を受賞した1998年刊行の『絶対音感』がベストセラーとなる。2007年刊行の『星新一 一〇〇一話をつくった人』は第34回大佛次郎賞、第29回講談社ノンフィクション賞、第28回日本SF大賞、第61回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、第39回星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。

編集者としては『季刊子ども学』(ベネッセ教育研究所)で、子どもの逸脱、消費文化、異文化コミュニケーション、震災などを主に扱っている。

最相」姓は、母の旧姓を使用した筆名である。最相姓は岡山県に多い。台湾総督府の役人だった祖父の実家は岡山県総社市にある。祖父の父親は台湾の高雄で郵便局長を務めた。

2021年、北九州市立文学館の「こどもノンフィクション文学賞」で悠仁親王が佳作を受賞したときの選考委員を務めた「お知らせ・「第12回子どもノンフィクション文学賞作品集について」北九州市民文学館>ホーム>お知らせ>選考委員(仔細については北九州市立文学館#文学賞をめぐる動向を参照のこと)。

著書

単著

    • - 増補復刊
    • - 岩波現代文庫版あとがき加筆
  • - 鷲田清一、柳澤桂子他12人の専門家との対談集。
    • - 修正加筆。人名索引と年譜を追加。
    • - 元地震学会会長・石田瑞穂との対談「東日本大震災を受けて」を加筆。
    • - 文庫版特別書き下ろし「回復の先に道をつくる」を加筆。
    • - 池上彰との対談「『一生を捧げるテーマ』との出会い方」を増補。
  • 『辛口サイショーの人生案内DX』ミシマ社、2021年8月。。
  • 『中井久夫 人と仕事』みすず書房、2023年8月。ISBN 978-4-622-09603-0。

監修・共著

  • - 新井素子との対談を収録。
  • 増崎英明共著『胎児のはなし』(ミシマ社、2019年) ISBN 978-4-90939417-0

アンソロジー

  • - 「ラジオの日々」収録。
  • - 「幻の絵の先生」収録。
  • 『ベスト・エッセイ THE BEST ESSAY 2020』 日本文藝家協会編、光村図書出版、2020年8月。ISBN 978-4-8138-0270-9。-「毎日が新しいという生き方」収録。
  • 『猫はあくびで未来を描く The cat creates the future by a yawn.』 『ねこ新聞』監修 竹書房、2020年9月。ISBN 978-4-8019-2381-2。- 「二番手の命」収録。
  • 『ベスト・エッセイ THE BEST ESSAY 2021』 日本文藝家協会編、光村図書出版、2021年8月。ISBN 978-4-8138-0370-6。-「リモートで、さようなら」収録。
  • 『大人になるまでに読みたい15歳のエッセイ② こころがさわぐ』和合亮一編・エッセイ、ゆまに書房、2022年3月。ISBN 978-4-8433-61 46-7。- 「夏の花」収録。

映像化

  • 「ココニイルコト」2001年 長澤雅彦監督 原案「わが町 大阪」『なんといふ空』所収

その他

  • 藤子・F・不二雄大全集『みきおとミキオ/バウバウ大臣』(2011年、小学館) - 解説を執筆

関連項目

  • 高原永伍
  • 年刊日本SF傑作選

外部リンク

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