若林和弘 : ウィキペディア(Wikipedia)
若林 和弘(わかばやし かずひろ、1964年〈昭和39年〉12月20日 - )は、日本のアニメーション音響監督。東京都出身。本名は林 和弘(はやし かずひろ)。
来歴・人物
17歳の時にニュージャパンフィルムスタジオで働いていた際に当時『うる星やつら』の音響監督だった斯波重治と出合い、数年後斯波から仕事に誘われたことが音響の道に進むきっかけであった。
音響監督としての初作品は1990年の永野あかねの漫画『猫でごめん!』のイメージ・アルバムである。その後、テクノサウンド・オムニバスプロモーションを経てフリーになった後、2004年5月7日に有限会社フォニシアを設立。2013年春には同社を解散し、屋久島へ転居。以後はフリーとして活動を続ける。
宮崎駿、押井守などの大作劇場アニメーションの音響監督をすることが多かった。スタジオジブリ作品参加時では本名の林 和弘名義を使う。「若林」の由来はかつて現場に同じ林の姓で年長のスタッフがいた為、若い方の林、若林と呼ばれるようになったことから。
音響制作では、近年スケジュールの関係から画面に色がつくことの少ないダビング作業において、オールカラーでの作業を制作スタッフに希望する傾向がある。未完成の映像に音をつけた場合、 動きと動きを繋ぐ動画が入っていないので、完成品は音がズレてしまうことが多い。映像に違和感のない整合性をもたせた音を付けるために、オールカラーでの希望を出している。
作品リスト
※ 特記のない限り全て音響監督としての参加
テレビアニメ
OVA
劇場アニメ
Webアニメ
実写映画
ラジオドラマ
- 押井守シアター ケルベロス鋼鉄の猟犬
ゲーム
その他
- 夢見る山(愛知万博共同館で上映された押井守演出作品)
註
関連項目
- アニメ関係者一覧
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/01 09:24 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.