宮下隼人 : ウィキペディア(Wikipedia)
宮下 隼人(みやした はやと、1999年10月15日 - )は、日本の陸上競技選手。山梨県富士吉田市出身。東洋大学理工学部電気電子情報工学科卒業。コニカミノルタ陸上競技部所属。
経歴
富士吉田市立明見中学校、山梨県立富士河口湖高等学校、東洋大学出身。
小学生の時に柏原竜二が箱根駅伝5区で活躍する姿に憧れ、東洋大学に入学した。
大学時代
1年目は目立った実績はなかったが、2年時の5月に行われた関東インカレの1部ハーフマラソンで日本人トップの2位に入り、頭角を現す。10月の第31回出雲駅伝では4区区間4位だったが、11月の第51回全日本大学駅伝では8区区間8位と苦戦した。1月の第96回箱根駅伝では5区を走り、区間賞を獲得した。しかし、東洋大学は10位に終わり、11年間続いた3位以内から陥落した。
3年時の第97回箱根駅伝では前年に続いて5区を担当。5位で襷を受けると、2年連続の区間賞は逃したものの、区間3位の走りで3人を抜いて2位に浮上。東洋大学は、2年ぶりの3位以内返り咲きとなる3位でフィニッシュした。
4年時は陸上競技部の主将を務めた。出雲駅伝は怪我の影響から思うような練習が積めず欠場となったが、11月の第53回全日本大学駅伝では3年連続で最終8区を走り、区間6位の成績だった。しかしチームは10位に終わり、14年ぶりにシード権を逃す結果となった。1月に開催された第98回箱根駅伝では3年連続で5区を走ったが、足が思うように動かず区間8位に終わり、12位から9位に上がるにとどまった。しかし、東洋大学は復路で順位を上げ、総合4位に入った。復路成績は青山学院大学に次ぐ2位だった。
大学卒業後
大学卒業後はコニカミノルタに就職した。
2024年の第65回東日本実業団駅伝では総合11位となり、10位までに与えられるニューイヤー駅伝への出場権を獲得できず、連続出場記録は39回で止まった。
戦績・記録
大学三大駅伝戦績
| 学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
|---|---|---|---|
| 1年生(2018年度) | 第30回ー - ー出走なし | 第50回ー - ー出走なし | 第95回ー - ー出走なし |
| 2年生(2019年度) | 第31回4区-区間4位17分43秒 | 第51回8区-区間8位59分48秒 | 第96回5区-区間賞1時間10分25秒区間新記録 |
| 3年生(2020年度) | 第32回(開催中止) | 第52回8区-区間4位58分28秒 | 第97回5区-区間3位1時間12分09秒 |
| 4年生(2021年度) | 第33回ー - ー出走なし | 第53回8区-区間6位59分32秒 | 第98回5区-区間8位1時間12分22秒 |
実業団駅伝戦績
| 年度 | 大会 | 区間 | 区間順位 | 記録 | 総合順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年度(入社1年目) | 第63回東日本実業団駅伝 | 7区 | 区間13位 | 38分55秒 | 10位 |
| 第67回全日本実業団駅伝 | 4区 | 区間22位 | 1時間06分18秒 | 18位 | |
| 2023年度(入社2年目) | 第64回東日本実業団駅伝 | 4区 | 区間5位 | 27分54秒 | 13位 |
| 第68回全日本実業団駅伝 | 5区 | 区間14位 | 48分20秒 | 27位 | |
| 2024年度(入社3年目) | 第65回東日本実業団駅伝 | 3区 | 区間11位 | 45分25秒 | 11位 |
| 第69回全日本実業団駅伝 | 出走なし | 不出場 | |||
自己ベスト
- 5000m - 13分51秒16(2022年5月8日:第295回日本体育大学長距離競技会)
- 10000m - 28分34秒05(2022年11月27日:第301回日本体育大学長距離競技会)
- ハーフマラソン - 1時間02分37秒(2023年2月5日:第75回香川丸亀国際ハーフマラソン)
- マラソン - 2時間13分07秒(2025年2月24日:大阪マラソン2025)
関連項目
- 酒井俊幸 - 東洋大学陸上競技部長距離部門監督
- 山本修二 - 3学年先輩
- 小笹椋 - 3学年先輩
- 相澤晃 - 2学年先輩
- 今西駿介 - 2学年先輩
- 渡邉奏太 - 2学年先輩
- 西山和弥 - 1学年先輩
- 𠮷川洋次 - 1学年先輩
- 石田洸介 - 3学年後輩
参考文献
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/08/29 09:20 UTC (変更履歴)
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