松本俊彦 : ウィキペディア(Wikipedia)
松本 俊彦(まつもと としひこ)は、日本の精神科医・研究者。学位は、博士(医学)。薬物依存症の治療プログラムSMARPPの開発と普及に関する研究、自傷行為の臨床研究、心理学的剖検の手法を用いた自殺の実態解明に関する研究を行う。
薬物依存症患者の治療経験から日本の薬物政策には批判的であり、「人間とは薬物を使う動物である」という持論から日本版のハーム・リダクションを提唱しているシンポジウム「日本におけるハームリダクションを考える」レポートVol. 2、世界の医療団、2019年10月18日。
来歴
- 1993年 - 佐賀医科大学医学部医学科卒業。横浜市立大学附属病院研修医。
- 1995年 - 国立横浜病院精神科シニアレジデント。
- 1996年 - 神奈川県立精神医療センター芹香病院・せりがや病院医員。
- 2000年 - 横浜市立大学医学部附属病院精神科助手。
- 2003年 - 博士(医学)(横浜市立大学)。横浜市立大学医学部精神医学教室医局長。
- 2004年 - 国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部専門医療・社会復帰研究室長。
- 2007年 - 国立精神・神経センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長。
- 2008年 - 国立精神・神経センター精神保健研究所薬物依存研究部室長(併任)。
- 2010年 - 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター副センター長。
- 2015年 - 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。
- 2017年 - 国立精神・神経医療研究センター病院 薬物依存症センター センター長併任。
著書
単著
- 『誰がために医師はいる――クスリとヒトの現代論』みすず書房、2021年4月。ISBN 9784622089926。
- 『世界一やさしい依存症入門 やめられないのは誰かのせい?』河出書房新社、2021年。ISBN 978-4-309-61734-3
共著
編著
- 『「死にたい」に現場で向き合う 自殺予防の最前線』日本評論社、2021年2月。ISBN 9784535564039。
監修
出演
- ビデオニュース・ドットコム(2019年12月7日)
- デモクラシータイムス(YouTube、2024年6月6日)
関連項目
- 精神医学
- 精神療法
- 薬物依存症
- 精神科治療学
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/21 21:19 UTC (変更履歴)
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