マーク・ノーネス : ウィキペディア(Wikipedia)
マーク・ノーネス (Mark Nornes) 、ないし、マーカス・ノーネス (Markus Nornes)として知られる、阿部・マーク・ノーネス (Abé Mark Nornes) このほか、「アベ マルクス ノルネス」とする言及もある。:は、アジア映画、日本映画、ドキュメンタリー映画などを専門とするアメリカ合衆国の映画史家、キュレーターおよび映画作家、ミシガン大学映画芸術文化学部・アジア言語文化学部教授。
経歴
1986年にミネソタ州の聖オラフ大学を卒業してBAを取得し、その後、南カリフォルニア大学の大学院で映画研究を専攻し、1996年にPhDを取得した。
1988年にで小川紳介と出会ったことを契機に、日本のドキュメンタリー映画の歴史研究を手がけるようになった。
南カリフォルニア大学の大学院生だった1991年に山形国際ドキュメンタリー映画祭のスタッフとなり、「日米映画戦」のプログラム企画責任者を務め、以降、1993年の「世界先住民映像祭」、1995年の「電影七変化」といった企画をコーディネートした。
1996年にミシガン大学の教授となった。
山形国際ドキュメンタリー映画祭をはじめ、各地の映画祭でキュレーターを務め、東京国際映画祭の審査委員も務めた。
おもな著書
単著
- Japanese Documentary Film: The Meiji Era Through Hiroshima, University of Minnesota Press, 2003.
- Forest of Pressure: Ogawa Shinsuke And Postwar Japanese Documentary, University of Minnesota Press, 2007.
- Cinema Babel: Translating Global Cinema, University of Minnesota Press, 2008.
共著
- (清水晶、ウィリアム・T・マーフィー、上野俊哉、マイケル・レノフ、丹生谷貴志、鶴見俊輔、粉川哲夫 との共著)日米映画戦 パールハーバー五十周年、青弓社、1991年
- (Emilie Yueh-Yu Yeh との共著)Staging Memories: Hou Hsiao-hsien's a City of Sadness, University of Minnesota Press, 2015.
共編著
- (Fukushima Yukio との共編著)The Japan/America Film Wars: World War II Propaganda and its Cultural Contexts, Harwood Academic Publishing, 1994.
- (Aaron Gerow との共編著)In Praise of Film Studies: Essays in Honor of Makino Mamoru, Trafford Publishing, 2001
- (洞ヶ瀬真人 翻訳)日本映画研究へのガイドブック、ゆまに書房、2016年
フィルモグラフィ
- ザ・ビッグハウス、2018年(共同監督、制作)
外部リンク
- Markus Nornes Homepage
- Markus Nornes - International Institute, University of Michigan
- Curriculum Vitae: Abé Mark Nornes
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/04 21:04 UTC (変更履歴)
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