村瀬拓男 : ウィキペディア(Wikipedia)
村瀬 拓男(むらせ たくお、1962年12月30日-)は、日本の弁護士。第二東京弁護士会所属。
来歴
大阪府出身。東大寺学園高等学校を経て、1985年に東京大学工学部土木工学科を卒業。同年、新潮社に入社。
雑誌編集(週刊新潮)の後、映像(1988年『火垂るの墓』など)や電子出版などの新規事業(1995年「CD-ROM版新潮文庫の100冊」2002年「新潮ケータイ文庫」など村瀬拓男「読み物電子化への挑戦――「新潮文庫の100冊」と「新潮ケータイ文庫」」『電子出版クロニクル』日本電子出版協会、2009年、pp.74-75)に関わる。『火垂るの墓』については、入社2年目の1986年に徳間書店とスタジオジブリ(鈴木敏夫)から企画が持ち込まれた際に(それまで宮崎駿の全監督作品を見ていたことから)自ら担当に名乗りを上げ、配給や宣伝を担当するとともに、契約書をすべて作成したと記している村瀬拓男「そんなに大切なら金庫にしまっておけばいい」『火垂るの墓』文藝春秋、2013年、pp.136-139。鈴木は「彼(引用者注:村瀬)が本当にがんばってくれた。彼の協力がなければ、この作品はできていないと思います。」と記している鈴木敏夫「『火垂るの墓』クーデター計画」」『火垂るの墓』文藝春秋、2013年、p.42。
2004年、司法試験に合格する。2005年3月に新潮社を退社。2006年弁護士登録。
新潮社の法務を担当するほか、用賀法律事務所主宰として、映像・IT・出版系を中心とした企業法務に携わる。
著書
- 『電子書籍の真実』マイコミ新書、2010年7月
- 『電子書籍・出版の契約実務と著作権』民事法研究会、2013年2月
- 『電子書籍・出版の契約実務と著作権 第2版』民事法研究会、2014年12月
- 『電子出版時代の著作権入門』インプレスR&D、2016年2月
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/24 12:28 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.