岩崎京子 : ウィキペディア(Wikipedia)
岩崎 京子(いわさき きょうこ、1922年10月26日 - )は、日本の児童文学作家。
来歴・人物
東京生まれ。恵泉女学園高等部卒業。
1959年、短編「さぎ」で児童文学者協会新人賞を受賞。1963年、『シラサギ物語』で講談社児童文学作品受賞。1970年、『鯉のいる村』で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞受賞。1974年、『花咲か』で日本児童文学者協会賞を受賞。2006年、巖谷小波文芸賞受賞。2009年、横浜文学賞受賞主な事業のご紹介(横浜文学賞) - 横浜文芸懇話会。2010年、『建具職人の千太郎』で第40回赤い鳥文学賞を受賞。
100歳を超え、児童文学界の大御所の一人である。「世田谷・九条の会」呼びかけ人を務めている「世田谷・9条の会」申し合わせ - 世田谷・九条の会。
著書
- 『シラサギ物語』(講談社) 1964、のち文庫、青い鳥文庫
- 「みいちゃんきにのぼる」(講談社) 1964
- 講談社の絵本クラウン版『ライオンのめがね』に収載
- 『山のウグイス』(講談社) 1965
- 『鯉のいる村』(新日本出版社) 1969
- 『日本人の橋(スピエン・ジツポン)』(偕成社) 1970
- 『小さなハチかい』(福音館書店) 1971、のち偕成社文庫
- 『みどりいろのこいぬ』(実業之日本社) 1971、のちフォア文庫
- 『あかまんまとうげ』(童心社) 1972
- 『ゆうじときじ』(ポプラ社) 1972
- 『ただいま70ぱ』(金の星社) 1973
- 『花咲か』(偕成社) 1973
- 『おくびょうウサギのくろ』(岩崎書店、日本の幼年童話16) 1973
- 『うさぎ屋敷』(ポプラ社) 1974
- 『えちごちぢみうた』(ポプラ社) 1975
- 『消えたイタチ』(家の光協会) 1976
- 『かえってきた子牛』(金の星社) 1976
- 『神かくしの山』(偕成社文庫) 1977
- 『東海道鶴見村』(偕成社) 1977
- 『まぼろしのさき姫』(講談社) 1978
- 『鶴見十二景』(偕成社) 1979
- 『かめ200えん』(フレーベル館) 1980
- 『久留米がすりのうた』(旺文社) 1981
- 『まぼろしじょうのまりひめ』(PHP研究所) 1982
- 『少女たちの明治維新 日本で最初の女子留学生たち』(PHP研究所) 1983
- 『はくちょうのぐー』(ひさかたチャイルド) 1983
- 『火の壁をくぐったヤギ』(国土社、現代の民話・戦争ってなあに) 1985
- 『ド・ロ神父と出津の娘たち』(旺文社) 1985、のち女子パウロ会・パウロ文庫
- 『はちまんさまのこまいぬ』(ひさかたチャイルド) 1985
- 『たまごころころ』(フレーベル館) 1985
- 『道けわしくても心きよらかに 婦人の地位向上につくした市川房枝』(佼成出版社) 1986
- 『小さな闘牛士』(旺文社) 1987
- 『にげるんだサンちゃん』(旺文社) 1987
- 『ヤギのリリのおくりもの』(ひくまの出版) 1988
- 『銀のつづら』(佼成出版社) 1989
- 『サツキの町のサツキ作り』(岩崎書店) 1990
- 『ゆきむすめ』(学習研究社) 1990
- 『ユミ子の家をこわした木』(旺文社) 1992
- 『わが名は荒木宗太郎』(偕成社) 1992
- 『まぼろしじょうのてじなくらべ』(PHP研究所) 1992
- 『花に暮れて』(文渓堂) 1993 - エッセー集
- 『子どものいる風景』(新日本出版社) 1993
- 『地下室のおひめさま』(PHP研究所) 1993
- 『ちいさなこいのぼりのぼうけん』(教育画劇) 1993
- 『おやすて山』(佼成出版社) 1993
- 『あかまんまとうげ ちひろからあなたへ』(童心社) 1994
- 『100さいのおばあちゃん先生』(くもん出版) 1994
- 『かもの卵』(岩崎書店) 1995
- 『まぼろし城のがんこひめ』(PHP研究所) 1995
- 『お父さんの足音』(ポプラ社) 1998
- 『みんなまってたクリスマス』(女子パウロ会) 1998
- 『けいたのボタン』(にっけん教育出版社) 1999
- 『原爆の火』(新日本出版社) 2000
- 『ドッジの風』(大日本図書) 2001
- 『がんばれ! くるまいすのうさぎ ぴょんた』(教育画劇) 2002
- 『一九四一 黄色い蝶』(くもん出版) 2004
- 『公園のふしぎ観察記 小さな児童公園の365日』(PHP研究所) 2005
- 『子育てまんじゅう 街道茶屋百年ばなし』(石風社) 2005
- 『熊の茶屋 街道茶屋百年ばなし』(石風社) 2005
- 『元治元年のサーカス 街道茶屋百年ばなし』(石風社) 2005
- 「ばけもの長屋のおはなちゃん」
- 『びんぼう神とばけもの芝居』(文溪堂) 2006
- 『久留米がすりのうた 井上でん物語』(石風社) 2007
- 『建具職人の千太郎』(くもん出版) 2009
- 『花のお江戸の朝顔連』(堀田あきお絵、佼成出版社、どうわのとびらシリーズ) 2009
- 『かめ200円』(杉浦範茂絵、フレーベル館) 2010
- 『花のお江戸の金魚芝居』 (堀田あきお絵、佼成出版社、どうわのとびらシリーズ) 2011
- 『まりひめ』(市居みか絵、鈴木出版、ひまわりえほんシリーズ) 2016
- 『花のお江戸の蝶の舞』(佐藤道明絵、てらいんく) 2018
- 『いなくなったたのかんさあ』(篠原良隆絵、日本幼年教育研究会編、メイト、おはなしメイト傑作選) 2019
翻訳
- 『ノアのはこぶね』(オーウィック=ハットン、偕成社) 1982
- 『七つの星 トルストイの民話』(女子パウロ会) 1996
関連項目
- 日本の小説家一覧
- 児童文学作家一覧
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/24 02:41 UTC (変更履歴)
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