南野梅雄 : ウィキペディア(Wikipedia)

南野 梅雄(みなみの うめを、1939年 - 2022年)は、日本の映画監督。大映京都撮影所でながく勝新太郎の座頭市シリーズなどの制作に関わる。

来歴・人物

1939年、大阪市浪速区生まれ。日本大学芸術学部卒業後、大映京都撮影所に助監督として入る。時代劇カメラマン石本秀雄の三女と結婚。長男は憲法学者・九州大学教授の南野森、長女は小説家の村木嵐。京都市在住。

フィルモグラフィー

映画

TV

  • 木枯らし紋次郎 第1シリーズ(フジテレビ)
    • 「流れ舟は帰らず」(助監督。最終回(第18話)、脚本は大野靖子・久里子亭、演出は市川崑、監督補は大州斉。1972年5月27日)
  • 新・座頭市 第1シリーズ(毎週月曜午後9時~9時54分、フジテレビ)
    • 「師の影に泣いた」(第6話、脚本は犬塚稔・岩元南、1976年11月8日)
    • 「いのち駒」(第20話、脚本は村尾昭、1977年2月21日)
    • 「帰ってきた渡世人」(第25話、脚本は東条正年、1977年2月21日)
  • 新必殺からくり人(必殺シリーズ第11弾)
    • 「東海道五十三次殺し旅 日坂」(第6話、脚本は村尾昭、1977年12月23日)
    • 「東海道五十三次殺し旅 荒井」(第7話、脚本は安倍徹郎、1977年12月30日)
    • 「東海道五十三次殺し旅 藤川」(第8話、脚本は保利吉紀、1978年1月6日)
    • 「東海道五十三次殺し旅 大津」(第12話、脚本は保利吉紀、1978年2月3日)
  • 新・座頭市 第3シリーズ(毎週月曜午後8時~8時54分、フジテレビ)
    • 「鬼が笑う百両みやげ」(第13話、脚本は高橋二三・奥村利夫、1979年7月30日)
    • 「犬と道連れ」(第18話、脚本は中村努・奥村利夫、1979年9月3日)
  • 斬り捨て御免!第1シリーズ(東京12チャンネル)
    • 「魔性の女にひそむ業」(第7話、脚本は和久田正明、1980年5月21日)
    • 「中仙道に草笛が哭く」(第8話、脚本は結束信二、1980年5月28日)
    • 「江戸の怪盗流れ星」(第14話、脚本は和久田正明、1980年7月9日)
    • 「狼の仮面を斬れ」(第15話、脚本は鈴木生朗、1980年7月16日)
    • 「奈落の底に潜む謎」(第20話、脚本は鈴木生朗、1980年8月20日)
    • 「男に惚れたはぐれ花」(第21話、脚本は和久田正明、1980年8月27日)
    • 「女の敵は地獄へ送れ」(第23話、脚本は津田幸於、1980年9月10日)
  • 斬り捨て御免!第2シリーズ(東京12チャンネル)
    • 「嵐に咲く赦免花」(第2話、脚本は和久田正明、1981年4月15日)
    • 「偽装心中なみだ川」(第6話、脚本は鈴木生朗、1981年5月13日)
    • 「女渡り鳥凶状旅」(第8話、脚本は鈴木生朗、1981年5月27日)
    • 「狼どもの血祭り仁義」(第10話、脚本は松本功、1981年6月10日)
    • 「女恨みの辻が花」(第17話、脚本は和久田正明、1981年7月29日)
  • 江戸の用心棒(フジテレビ)
    • 「浮気の現場」(第18話、脚本は鈴木生朗、1981年8月6日)
    • 「男づくしの江戸の華」(第25話、脚本は古田求、1981年9月17日)
  • 眠狂四郎無頼控(毎週水曜午後9時~9時54分、テレビ東京)
    • 「魔性の血を宿す妻」(第3話、脚本は和久田正明、1983年4月20日)
    • 「悪女の色香は殺しの匂い」(第6話、脚本は市川靖、1983年5月11日)
    • 「お庭番悲話! 裏切りの人肌」(第14話、脚本は下飯坂菊馬、1983年7月6日)
    • 「美女崩れ! にせ狂四郎参上」(第15話、脚本は市川靖、1983年7月13日)
    • 「毒牙を隠した花嫁」(第19話、脚本は和久田正明、1983年8月10日)
  • 司馬遼太郎の功名が辻(毎週木曜午後8時~8時54分、テレビ朝日)
    • 「夫を成功させる法」(最終回(第9話)、脚本は藤井邦夫、1997年6月26日)
  • 新選組血風録(毎週木曜午後8時~8時54分、テレビ朝日)
    • 「近藤勇を狙った女」(第8話、脚本は吉田剛、1998年)

参考文献・サイト

  •  南野梅雄
  •  春日太一『天才 勝新太郎』(文春新書、2010年)
  •  村木嵐
  •  南野森

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/12 00:09 UTC (変更履歴
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