南野梅雄 : ウィキペディア(Wikipedia)
南野 梅雄(みなみの うめを、1939年 - 2022年)は、日本の映画監督。大映京都撮影所でながく勝新太郎の座頭市シリーズなどの制作に関わる。
来歴・人物
1939年、大阪市浪速区生まれ。日本大学芸術学部卒業後、大映京都撮影所に助監督として入る。時代劇カメラマン石本秀雄の三女と結婚。長男は憲法学者・九州大学教授の南野森、長女は小説家の村木嵐。京都市在住。
フィルモグラフィー
映画
- 座頭市御用旅(助監督。監督・森一生、主演・勝新太郎、1972年東宝)
- 本陣殺人事件(助監督。監督・高林陽一、主演・田村高廣、1975年ATG)
- 将軍 SHŌGUN(監督補。監督・ジェリー・ロンドン、主演・リチャード・チェンバレン、1980年NBC)
- 薄化粧(助監督。監督・五社英雄、主演・緒形拳、1985年松竹)
- 十手舞(助監督。監督・五社英雄、主演・石原真理子、1986年松竹)
- 座頭市(監督補。監督・勝新太郎、主演・勝新太郎、1989年松竹)
- 浪人街(監督補。監督・黒木和雄、主演・原田芳雄、1990年松竹)
- 豪姫(監督補。監督・勅使河原宏、主演・宮沢りえ、1992年松竹)
- エイジアン・ブルー 浮島丸サコン(助監督。監督・堀川弘通、主演・藤本喜久子、1995年松竹)
TV
- 木枯らし紋次郎 第1シリーズ(フジテレビ)
- 新・座頭市 第1シリーズ(毎週月曜午後9時~9時54分、フジテレビ)
- 「師の影に泣いた」(第6話、脚本は犬塚稔・岩元南、1976年11月8日)
- 「いのち駒」(第20話、脚本は村尾昭、1977年2月21日)
- 「帰ってきた渡世人」(第25話、脚本は東条正年、1977年2月21日)
- 新必殺からくり人(必殺シリーズ第11弾)
- 「東海道五十三次殺し旅 日坂」(第6話、脚本は村尾昭、1977年12月23日)
- 「東海道五十三次殺し旅 荒井」(第7話、脚本は安倍徹郎、1977年12月30日)
- 「東海道五十三次殺し旅 藤川」(第8話、脚本は保利吉紀、1978年1月6日)
- 「東海道五十三次殺し旅 大津」(第12話、脚本は保利吉紀、1978年2月3日)
- 新・座頭市 第3シリーズ(毎週月曜午後8時~8時54分、フジテレビ)
- 斬り捨て御免!第1シリーズ(東京12チャンネル)
- 斬り捨て御免!第2シリーズ(東京12チャンネル)
- 江戸の用心棒(フジテレビ)
- 眠狂四郎無頼控(毎週水曜午後9時~9時54分、テレビ東京)
- 「魔性の血を宿す妻」(第3話、脚本は和久田正明、1983年4月20日)
- 「悪女の色香は殺しの匂い」(第6話、脚本は市川靖、1983年5月11日)
- 「お庭番悲話! 裏切りの人肌」(第14話、脚本は下飯坂菊馬、1983年7月6日)
- 「美女崩れ! にせ狂四郎参上」(第15話、脚本は市川靖、1983年7月13日)
- 「毒牙を隠した花嫁」(第19話、脚本は和久田正明、1983年8月10日)
- 司馬遼太郎の功名が辻(毎週木曜午後8時~8時54分、テレビ朝日)
- 「夫を成功させる法」(最終回(第9話)、脚本は藤井邦夫、1997年6月26日)
- 新選組血風録(毎週木曜午後8時~8時54分、テレビ朝日)
- 「近藤勇を狙った女」(第8話、脚本は吉田剛、1998年)
参考文献・サイト
- 南野梅雄
- 春日太一『天才 勝新太郎』(文春新書、2010年)
- 村木嵐
- 南野森
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/12 00:09 UTC (変更履歴)
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