深野晴美 : ウィキペディア(Wikipedia)

深野 晴美(ふかの はるみ、1967年3月13日 - )は、日本の女性タレントである。(株)ハローマイク所属。

経歴・人物

生い立ち

1967年3月13日、神奈川県横須賀市に生まれる。両親は早婚だった。デビューしたころ、母はまだ若く、姉妹のようだと本人の証言が残っている。兄と弟がいる。

中学・高校はソフトボール部に所属。4番・キャッチャー。主将を務める。

キャリア

高校在学中の1983年、原宿でスカウトされる。最初の事務所で歌のレッスンを受けたのち、ハローマイクに移る『写真探偵団』1986年6月号 p39 (三和出版)。

1984年、海に関するイベント「'84マリンピック・ミスシーギャルコンテスト」で優勝。「ガラスの17歳」イメージレディコンテスト優勝。

1985年、南麻衣子小川菜摘と共に、3人組アイドルユニット『オナッターズ』で一般に認知された。「よくわかんな~い」のセリフで有名になるが、お馬鹿キャラの様にみなされ、「ガラスの脳みそ」と呼ばれることもあった『写真時代Jr.』1985年5月号 p29 (白夜書房)。2月2日、映画『死霊のはらわた』のお披露目イベントに出演。1985年、映画『童貞物語』の出演者らと「童貞キラーズ」というユニットを結成。リーダーは小松みどり。他のメンバーはイヴ、沢田和美八神康子渡辺良子、浅野なつみ。この年、仕事が忙しいので高校3年生を留年している。

1986年3月、高校卒業。1986年秋、オナッターズ解散。

1988年、「土曜日のアマン」でソロ歌手としてデビュー。1980年代後半の売れ筋アイドル、いわゆるA級アイドルはミニスカートを穿かなくなったが、これはAVの普及に伴いアイドルが性的な仄めかしをする必要がなくなった(またはAV女優との区別が必要だったから意図的に回避)ことが原因だとする説がある。深野はこのような時代背景のもと、あえてエロに踏み込みニッチなニーズを狙った異端者としてのB級アイドルの一人であるとする文献もある(電子書籍)。

エピソード

  • 理想の男性は「表面はクールで内心やさしい人。自分を引っ張っていってくれる人」。
  • 初恋は高校の入学式。同級生に一目ぼれ。友人の協力もあって交際に漕ぎつけるが3日で飽きて別れた。
  • ファーストキスは南麻衣子のお尻、サイパンで撮影された『水平線のマーメイド』のワンシーン。

私生活

趣味の大相撲観戦がきっかけで知り合った元十両の大岳と結婚し(1994年)、滋賀県内でちゃんこ料理店の女将をしていたが、その後離婚している。

フィルモグラフィ

映画

  • 『マル金マルびの金魂巻』(1985年4月20日)- 助監督C 役
  • 『童貞物語』(1986年2月15日) - 小西絵里子役
  • 『極道の妻たち』に出演とする資料もあるが、実際には出ていない

テレビ番組

  • グッドモーニング (テレビ朝日、1984年4月16日 - 1986年9月22日)
  • 11PM (1984年7月10日)
  • 家族ジャングル(1985年、日本テレビ)
  • 火曜サスペンス劇場 「松本清張スペシャル・夜光の階段」(1986年、日本テレビ)
  • 弁護士・高林鮎子(7)『 L特急しまんと6号 早春四国路殺人事件』(1990年3月13日、日本テレビ)- 仲谷昇の秘書役
  • ときめきマリン (1987年、テレビ東京)

ビデオ

  • 水平線のマーメイド (1985年6月、ポニーキャニオン) 『ビデパル』第2巻第8号、東京三世社、1985年
- オナッターズとして
  • 水の中のピエロ 深野晴美スペシャル(VCA)
  • Fantastic Memory(映光社)
  • 危険な香り(勁文社)
  • 深野晴美の短辺官能ビデオ 拳銃と乳房
  • 深野晴美 IN HAWAI SCENE 死んでも恋していたい(CCA)
- 「深野晴美の短辺官能ビデオ 拳銃と乳房」の再発
  • TVアイドル 深野晴美 私のボインを見ないで(タイム・アロー)
「深野晴美 IN HAWAI SCENE 死んでも恋していたい」の再発、「深野晴美の短辺官能:ビデオ 拳銃と乳房」の再々発
  • 晴美からのメッセージ(大陸書房)
  • ヴァージンメモリー ときめき卒業写真
  • おッビッグ・トップ(1989年1月25日、パワースポーツ)
- 最後のビデオ

テレビCM

  • 松下徽章

ディスコグラフィ

シングル

  • 「恋のバッキン!」(1985年1月、徳間ジャパン。詞・曲:ササキカツトシ、編曲:クニ河内
B面「ウキ・ウキ・マンデイ・ラブ」(詞:島村みなこ、曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
  • 「モッコシモコモコ(しゅきしゅきダーリン)」(1985年6月、徳間ジャパン。詞・曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
B面「ア・タ・リ」( 同 )
  • 「土曜日のアマン」(1988年6月21日、RIV.STAR RECORDS)
B面「そっと愛して」。『プッツンメイクLOVE Vol.6』(東映ビデオ)の主題歌

アルバム

  • 「オナッターズのいい気持ち」(1985年6月、徳間ジャパン)
A面
1.愛して恋して夢見て(詞・曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
2.ア・タ・リ(同)
3.東京バカンス(同)唄:南麻衣子
4.ウキ・ウキ・マンデイ・ラブ(詞:島村聖名子(小川菜摘の本名)、曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
5.さびしがりや(詞・曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)唄:深野晴美
B面
1.モッコシモコモコ(しゅきしゅきダーリン)(詞・曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
2.レッツゴー!ヨコシマ(同)唄:小川菜摘
3.哀愁のkiss&Kiss(詞:南麻衣子、曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)
4.恋のバッキン!(詞・曲:ササキカツトシ、編曲:クニ河内)
5.水平線のマーメイド(詞・曲:ササキカツトシ、編曲:ビンブン)

写真集

  • エデンの海(1985年9月15日、東京三世社)
  • CoCoへおいでよ 風を越えて(1986年12月25日、ワニブックス)
  • Harumic Wonder(1988年4月30日、近代映画社)
  • CHAPTER2(1989年10月15日、近代映画社)
  • Bic man series 12(1990年2月20日、ビックマン)
  • breeze of color(1999年2月15日、つがる出版)

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/27 09:30 UTC (変更履歴
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