イ・ジョンジェ
韓国・ソウル出身、東国大学校演劇学科卒。
1993年に映画「おせっかいはNO、愛はOK」、TVドラマ「恐竜先生」で本格的に俳優デビュー。翌年、映画「若い男」で初主演ながら大鐘賞映画祭や青龍映画賞、百想芸術大賞(映画部門)などの新人賞を総なめにし、韓国で大ヒットしたTVドラマ「砂時計」(95)でも百想芸術大賞(テレビ部門)の新人賞を受賞する。キム・ソンス監督作「太陽はない」(99)では、青龍映画賞の主演男優賞を史上最年少の27歳で受賞した。
2010年以降、韓国で観客動員数1000万人超えを記録した「10人の泥棒たち」(12)、青龍映画賞や百想芸術大賞(映画部門)などで助演賞を受賞した「観相師 かんそうし」(13)、自身2度目となる観客動員数1000万人超えのサスペンス「暗殺」(15)などのヒット作に出演。俳優として活躍する一方で、2016年にはチョン・ウソンとともに、映画・ドラマ制作や俳優のマネジメントを業務とする総合エンタテインメント会社「アーティストカンパニー」を設立した。
21年、国内外で話題を集めたNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」で主人公のソン・ギフン役を熱演し、第74プライムタイム・エミー賞でアジア人として初めて主演男優賞を受賞。翌年、自らが脚本を手がけ、チョン・ウソンとダブル主演を務めた映画「ハント」で監督デビューを飾り、青龍映画賞など数々の映画祭で新人監督賞を受賞する。23年には「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナルドラマ「スター・ウォーズ アコライト」にジェダイマスターのソル役で出演した。