橋本泰夫 : ウィキペディア(Wikipedia)
橋本 泰夫(はしもと やすお、1944年 - )は、日本の映画録音技師。日本映画・テレビ録音協会会員。
来歴
1967年(昭和42年)太田六敏が率いる録音グループ「櫂の会」の設立に参加。助手及び技師として多くの撮影現場で経験を積む。 1980年(同55年)フリーとなり、映画・テレビ、CM等の録音技師として活躍。「植村直己物語」(佐藤純彌)で日本アカデミー賞最優秀録音賞を受賞、以降「敦煌」(佐藤純彌)「おろしや国酔夢譚」(佐藤純彌)などの大作で録音技術を示す一方、「病院で死ぬということ」(市川準)「大阪物語」(市川準)で毎日映画コンクール録音賞を受賞するなど,幅広く活躍している。 2008年(平成20年)(協)日本映画・テレビ録音協会専務理事 2012年(同24年) 副理事長を経て、現在フリーとして活動している。
主な作品
映画
- 大地の子守唄(1976年)
- お吟さま(1978年)
- 戒厳令の夜(1980年)
- はだしのゲンPARTIII ヒロシマのたたかい(1980年)
- の・ようなもの(1981年)
- 南極物語(1983年)
- 地平線(1984年)
- 聖女伝説(1985年)
- 植村直己物語(1986年)
- 敦煌(1988年)
- 風の又三郎 ガラスのマント(1989年)
- あ・うん(1989年)
- ペエスケ ガタピシ物語(1990年)
- おろしや国酔夢譚(1992年)
- 病院で死ぬということ(1993年)
- シュート!(1994年)
- ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年)
- 東京兄妹(1995年)
- トキワ荘の青春(1996年)
- ガメラ2 レギオン襲来(1996年)
- 東京夜曲(1997年)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年)
- ラブ&ポップ(1998年)
- たどんとちくわ(1998年)
- ガメラ3 邪神覚醒(1999年)
- 大阪物語 (1999年)
- ざわざわ下北沢(2000年)
- 式日(2000年)
- 冷静と情熱のあいだ(2001年)
- 東京マリーゴールド(2001年)
- ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!(2002年)
- 竜馬の妻とその夫と愛人(2002年)
- キューティーハニー(2004年)
- トニー滝谷(2005年)
- 蟬しぐれ(2005年)
- あおげば尊し(2006年)
- あしたの私のつくり方(2007年)
- アフタースクール(2008年)
- ヤーチャイカ(2008年)
- buy a suit スーツを買う(2009年)
- 桜田門外ノ変(2010年)
- ジョーカー・ゲーム(2015年)
- トイレのピエタ(2015年)
- こどもしょくどう(2018年)
テレビ
- 日曜大工110番(日本テレビ)
- おくさまは18歳(TBS)
- ママはライバル(TBS)
- 赤い迷路(TBS)
- 新・二人の事件簿 暁に駆ける!(朝日放送)
- 大都会 闘いの日々(日本テレビ)
- 特捜最前線(テレビ朝日)
- 春、バーニーズで(WOWOW)
- 土曜ワイド劇場
- 火曜サスペンス他多数
受賞歴
- 1987年「植村直己物語」日本アカデミー賞 最優秀録音賞受賞
- 1989年「敦煌」日本アカデミー賞 最優秀録音賞受賞、日本映画TV技術協会 技術賞受賞
- 1990年「あ・うん」「風の又三郎」日本アカデミー賞 最優秀録音賞受賞、「風の又三郎」日本映画TV技術協会 技術賞受賞
- 1993年「おろしや国酔夢譚」日本アカデミー賞 優秀録音賞受賞、日本映画TV技術協会 技術賞受賞
- 1994年「病院で死ぬということ」毎日映画コンクール 録音賞受賞
- 2000年「大阪物語」毎日映画コンクール 録音賞受賞、「ガメラ3 邪神覚醒」日本映画テレビ技術協会 特別賞受賞
- 2006年「蟬しぐれ」日本アカデミー賞 優秀録音賞、日本映画・テレビ録音協会 最優秀録音賞
- 2010年 文化庁 映画功労賞受賞
- 2014年 日本映画・テレビ録音協会 功労賞受賞
出版
- 1998年「ワイヤレスハンドブック」兼六館出版(共著)
- 2012年「映画録音技術」(協)日本映画・テレビ録音協会(共著)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/04/04 05:11 UTC (変更履歴)
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