加藤博 : ウィキペディア(Wikipedia)

加藤 博(かとう ひろし、1948年 - )は、中東史学者。専攻は中東社会経済史、イスラム社会論。一橋大学名誉教授。日本中東学会会長、歴史学研究会編集長などを務めた。

経歴

香川県生まれ。1974年一橋大学商学部卒業、1976年同大大学院経済学研究科修士課程修了。1977年から79年までカイロ大学留学。1980年一橋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。一橋大では深沢宏教授に師事。1982年から1984年までカイロ大学留学。1983年「エジプトにおける私的土地所有権の確立」で一橋大学経済学博士。

1980年東京大学東洋文化研究所助手、1985年東洋大学文学部専任講師、1988年助教授、1990年一橋大学経済学部助教授、1991年教授、98年同経済学研究科教授。2012年定年、同大特任教授就任及び、一橋大学名誉教授。1994-1996年日本オリエント学会理事、1997-2002年国立民族学博物館地域研究企画交流センター教授、1997-2000年歴史学研究会編集長、2000-2003年日本中東学会会長、2015-2016年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。公益財団法人中東調査会参与等も務めた。

1980年流沙海西奨学会賞受賞、1985年日本オリエント学会奨励賞受賞、1993年アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞受賞、2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれた一橋大学。

著書

  • 『私的土地所有権とエジプト』社会創文社、1993.2.
  • 『文明としてのイスラム 多元的社会叙述の試み』東京大学出版会、1995.11. 中東イスラム世界
  • 『アブー・スィネター村の醜聞 裁判文書からみたエジプトの村社会』創文社、1997.11.
  • 『イスラーム世界の危機と改革』山川出版社、1997.3. 世界史リブレット
  • 『イスラム世界の常識と非常識』淡交社、1999.3.
  • 『イスラム世界論 トリックスターとしての神』東京大学出版会、2002.4. 東洋叢書
  • 『イスラム世界の経済史』NTT出版、2005.7. ネットワークの社会科学
  • 『「イスラムvs.西欧」の近代』2006.3. 講談社現代新書
  • 『ナイル 地域をつむぐ川』刀水書房、2008.7. 世界史の鏡
  • 『イスラム経済論 イスラムの経済倫理』書籍工房早山、2010.4. 社会科学の冒険
  • 『ムハンマド・アリー―近代エジプトを築いた開明的君主』 (世界史リブレット人)、2013.8. 山川出版

共編著

  • 『西アジア』下 永田雄三共著. 朝日新聞社、1993.8. 地域からの世界史
  • 『イスラームの性と文化』編. 東京大学出版会、2005.3. イスラーム地域研究叢書
  • 『暴力 比較文明史的考察』山内進、新田一郎共編. 東京大学出版会、2005.1.

翻訳

  • 『比較社会経済史 イスラム・ビザンツ・西ヨーロッパ』Cl.カーエン 渡辺金一共訳 創文社、1988.3 歴史学叢書
  • 『近代エジプトにおける農民反乱 近代エジプト社会史研究入門』アリー・バラカート 長沢栄治共訳 アジア経済研究所 1991 M.E.S.series

参考

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/02/24 00:46 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「加藤博」の人物情報へ