アンドリュー・ローズ : ウィキペディア(Wikipedia)

アンドリュー・ケナン・ローズ(Andrew Kenan Rose、1959年 - )は、カナダ出身の経済学者。カリフォルニア大学バークレー校のB.T. ロッカジュニア冠名誉教授。専門は国際経済学、国際貿易論。

経歴

1977年にトロント大学トリニティカレッジに入学し、経済学と哲学を学ぶ。1981年に学士号を取得したあと、英国のオックスフォード大学で計量経済学と国際金融論を学ぶ。1983年に「カナダの外国為替への介入」という題目の論文で修士号を取得する。その後、マサチューセッツ工科大学に進み、1986年にジェリー・ハウスマン、スタンレー・フィッシャー、オリヴィエ・ブランチャード、ダニー・クアの指導を受けて計量経済学と金融政策論を学び、Ph.D.を取得する。その後、カリフォルニア大学バークレー校で長く教鞭をとり、2019年からシンガポール国立大学NUSビジネススクールの学部長を務めている。

研究

国際貿易、国際金融、金融政策の研究に取り組んでいる。特に、国際貿易の実証分析に取り組み、グラビティ・モデルを利用して通貨同盟が国際貿易に与える影響や、国の債務危機が国際貿易に与える影響について検証した。

以下の書籍を編集した。

  • (ピーター・イザード、アサーフ・ラジン)International Finance and Financial Crises. Springer, 2000.
  • (伊藤隆敏) Growth and Productivity in East Asia. University of Chicago Press, 2004.
  • (伊藤隆敏) International Trade in East Asia. University of Chicago Press, 2005.
  • (伊藤隆敏)Monetary Policy with very low Inflation in the Pacific Rim. University of Chicago Press, 2006.
  • (伊藤隆敏)Fiscal Policy and Management in East Asia. University of Chicago Press, 2007.
  • (伊藤隆敏)International Financial Issues in the Pacific Rim. University of Chicago Press, 2008.
  • (伊藤隆敏)Financial Sector Development in East Asia. University of Chicago Press, 2009.
  • (伊藤隆敏)Economic Consequences of Demographic Change in East Asia. University of Chicago Press, 2010.
  • (伊藤隆敏)Commodity Prices and Markets. University of Chicago Press, 2011.

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/06/30 15:43 UTC (変更履歴
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