合田佐和子 : ウィキペディア(Wikipedia)

合田 佐和子(ごうだ さわこ、1940年10月11日 - 2016年2月19日)は、日本の女性画家。

略歴

  • 1940年 高知県高知市に生まれる。
  • 1953年 土佐中学校・高等学校に入学。
  • 1959年 武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)本科商業デザイン科に入学。
  • 1963年 同校卒業後、唐十郎主宰の劇団状況劇場・唐組、寺山修司主宰の天井桟敷の宣伝・舞台美術などに参加する。
  • 1965年から 各地で個展・オブジェ展を開催。
  • 1971年 彫刻家・三木富雄と再婚し、ロックフェラー財団の招聘を受けた三木と共に渡米する。
  • 1980年 渋谷の西武百貨店美術画廊で「夢の回廊 合田佐和子[ポートレート]展」開催。
  • 1981年 六本木アートセンターにて「合田佐和子ポラロイド写真展」を開催。
  • 1982年 第1回現代芸術祭「瀧口修造と戦後美術」に出品。
  • 1984年 詩画集「銀幕」を刊行。
  • 1985年 娘二人とエジプトのアスワンに移住するが1年で帰国し、東京都の世田谷区、神奈川県の葉山町、同県鎌倉市と転居を繰り返す。
  • 1989年 東京都の渋谷パルコにて個展を開く。
  • 1991年 朝日新聞で中上健次の連載(小説「軽蔑」)に挿絵を手がける。
  • 2001年 高知県立美術館で「森村泰昌と合田佐和子」展を開催。
  • 2003年 渋谷区立松濤美術館にて「合田佐和子 影像 絵画・オブジェ・写真」展を開く。他、生涯に多数の作品集・個展を開催した。
  • 2016年2月19日 心不全のため画家の合田佐和子さん死去 唐十郎、寺山修司の舞台美術に参加 産経新聞 2016年2月22日閲覧75歳で没する。
  • 2022年 高知県立美術館にて没後初の大規模回顧展「合田佐和子展 帰る途もつもりもない」が開催される。(2023年に三鷹市美術ギャラリーに巡回展示)

前夫との間に一女あり。三木富雄は2人目の夫で、その間に生まれたのが合田ノブヨである。

作品集

  • 『オートマティスム』(トムズボックス)
  • 『銀幕』(美術出版社)
  • 『手芸文庫7 オブジェ人形』(グラフ社)1965
  • 『Fun with Junk』(N.Y.Crown社)
  • 『ポートレート 合田佐和子作品集』(ヘラルド・エンタープライズ)1980年
  • 『パンドラ―合田佐和子作品集』(PARCO出版)1983
  • 『ナイルのほとりで』(朝日新聞社)1987
  • 『みずうみ』(アップリンク)1994
  • 『眼玉のハーレム』(PARCO出版)
  • 『合田佐和子 光へ向かう旅』(平凡社)

関連項目

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/29 05:19 UTC (変更履歴
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