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第1回ANIAFFコンペに「ひゃくえむ。」「ホウセンカ」「無名の人生」、ミシェル・ゴンドリー新作など オープニング作は「Your Letter」

2025年11月5日 13:30

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「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」コンペティション作品
「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」コンペティション作品

12月12日より愛知県名古屋市で開催される「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(通称ANIAFF)のオープニング作品、第1回国際コンペティション参加作品が発表された。

オープニング作品は、10月1日に韓国で公開されたばかりの最新アニメーション映画「Your Letter」に決定した。韓国の人気ウェブトゥーン「縁の手紙」を原作に、キム・ヨンファン監督によってアニメーション化された作品で、転校先の学校で偶然謎の手紙を見つけた主人公が、手紙の中のヒントをもとに教室や花壇、屋上などさまざまな場所で手紙を探しながら、新しい友達を作り成長していく過程を描いた心温まる物語だ。

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国際コンペティション部門には世界29カ国から45作品のエントリーがあり、「ひゃくえむ。」「ホウセンカ」「無名の人生」など日本作品をはじめとした11作品の上映が決定した。受賞作品は、金鯱賞(グランプリ作品)には賞金100万円とトロフィー、銀鯱賞(審査員賞)には賞金50万円とトロフィー、赤鯱賞(観客賞)には賞金20万円とトロフィーがそれぞれ授与される。

そのほか、クリエイターファーストを掲げる本映画祭は、この度新しい才能の発掘に目を向け、世界に放つ作品を創出するための企画マーケットも開催いたします。世界各国からのゲストも多数参加するANIAFFでは第1回目から企画マーケット【ANIMART】を開催し、新たな作品を生むため、新たな才能の発掘のための場を創出する。

アニメーション業界最高の栄誉「アニー賞」との日本初のコラボレーション、アニメ業界における多様性と公平性の向上を目指す世界的組織Women in Animation(WIA)の招待も決定した「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(ANIAFF)は12月12日~17日、愛知県名古屋市で開催。新情報は随時公式サイト(https://aniaff.com/)で告知する。

■「Your Letter」キム・ヨンファン監督 コメント
こんにちは、「Your Letter」の監督、キム・ヨンファンです。
このたび、第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フェスティバルのオープニング作品として「Your Letter」を招待していただき、とてもうれしく、光栄に思っております。
私は幼い頃から日本のアニメーションを見て育ってきましたので、日本で開催される新しい国際アニメーション映画祭の幕開けを、本作でご一緒できることをとても意義深く感じています。
名古屋で、世界中から集まる素晴らしく多様なアニメーション作品に出会えることを、とても楽しみにしています。
映画祭の第1回の幕開けに、「Your Letter」をオープニング作品としてご招待いただき、心より感謝申し上げます。
■アーティスティック・ディレクター 数土直志 コメント
初開催されるANIAFFの長編コンペティションは、初回とは思えない多くの素晴らしい作品がエントリーされたことに大変驚き、また感動しています。どの作品を上映すべきか本当に悩んだ末、世界9ヶ国から11本をオフィシャルコンペ作品に決めました。手描き、CG、ストップモーション……、単純な手法の分類に当てはまらない独創的な映像の表現への挑戦、深いドラマや社会批評、多彩な作品群は2025年の世界のアニメーションシーンのフロントランナーといえるでしょう。ANIAFFに来れば世界のアニメーションの今が一望できるはずです。
■ジェネラル・プロデューサー 真木太郎 コメント
“創りたいアニメーションがある”その想いを形にするために「ピッチプログラム」を開催します。これはクリエイターやプロデューサーによる「企画」をビジネスサイド【製作委員会メンバー・配給・ポストプロダクションなどのメンバー】に提案する「場」を提供するものです。これまで限定的であった投資環境に選択肢を増やし、持続可能な制作のための「出会いの場」です。まさに“クリエイターファースト”を掲げるANIAFFの特徴のひとつと言えるでしょう。
■フェスティバル・ディレクター 井上伸一郎 コメント
現在日本初のアニメーション市場は、大きく拡大しています。海外での映像配信や劇場上映でのセールスの好調により、世界の目が日本のアニメーションに集まっていると言っても過言ではありません。
その陰で、まだ世に知られていない若いクリエイターたちが、自分の企画をどうやって世に問うていけばいいのか、立ちすくむケースも散見されます。そうした方々の一助になれば、という思いでANIAFFはANIMARTを開設します。
企業にとっては、まだ見ぬ傑作や知られざる才能に出資し、応援するチャンスでもあります。ぜひご注目ください。
「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」コンペティション作品
「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」コンペティション作品
<国際コンペティション部門上映作品> (五十音順)
■「エンドレス・クッキー」(英題:Endless Cookie)
制作年:2024年
作品時間数:97分
制作国:カナダ
監督:セス・スクライバー、ピーター・スクライバー
あらすじ:「Endless Cookie」は、セス&ピート・スクリバーによる最新長編アニメーション。実に8年もの歳月をかけて丁寧に制作されてきた作品でもある。本作は、まるで突飛で熱に浮かされた夢のように展開し、二人の人生のさまざまな重なり合うエピソードを鮮やかに描き出す。
■「オリビアとゆれる心」(英題:Olivia and the Invisible Earthquake)
制作年: 2025年
作品時間数:72分
制作国:スペイン、フランス、スイス、ベルギー
監督:イレネ・イボラ
制作:CITOPLASMAS STOPMOTION, KINETIC ARMATURES, CORNELIUS FILMS, BIGARO FILMS, VIVEMENT LUNDI !, PANIQUE !, PÁJARO, NADASDY FILM配給:Pyramide International
あらすじ:12歳のオリビアは、弟のティムと母親とともに、住んでいたアパートを離れ、新しい街へ引っ越すことになる。動揺するティムを守るため、オリビアは「これはすべて、君が主人公の映画の物語だ」と伝える。やがて笑いと涙、魔法、そして新しい友達との出会いを通して、二人は自分たちこそが自分の人生の真の主人公であることを知る旅に出る。
■「死は存在しない」(英題:Death does not exist)
制作年:2025年
作品時間数:72分
制作国:カナダ・フランス
監督:フェリックス・デフュール=ラペリエール
あらすじ:裕福な地主に対する武装攻撃が失敗に終わった後、エレーヌは仲間を見捨て、森へと逃げ込む。友人で共犯者のマノンが彼女を追い、再び現れる。変容や大きな混乱が自然の秩序を乱す谷で、エレーヌは自らの信念と選択を見つめ直さざるを得なくなる。
■「スペースタイム・クロニクルズ」(英題:Spacetime Chronicles)
制作年:2025年
作品時間数:70分
制作国:イタリア
監督:ステファノ・ベルテッリ
あらすじ:「Spacetime Chronicles」は70分の長編アニメーションで、現実と夢、リムボの狭間に揺れるフレッドの内面の旅を描く。良心を象徴する猫に導かれながら、フレッドは恐怖や欲望、解決されない記憶に向き合い、出発する飛行機や息苦しい学校の廊下、幻想的な風景、フロイトとの謎めいた対話など、多彩な場面を巡る。
■「タイトルつけてよ、マヤ」(英題: Maya, Give Me a Title)
制作年:2025年
作品時間数: 62分
制作国:フランス
監督:ミシェル・ゴンドリー
あらすじ:マヤと父・ミシェル・ゴンドリーは、遠く離れた国で暮らしている。毎晩、父はマヤに「マヤ、タイトルをちょうだい」と問いかける。マヤが口にしたひとつの言葉から、父は短いアニメーションを作り上げ、そこではマヤが主人公として生き生きと活躍する、詩的でユーモラスな映像の旅。
■「ダンデライオンズ・オデッセイ」(英題:Dandelion's Odyssey)
制作年:2025年
作品時間数:76分
制作国:フランス・ベルギー
監督:瀬戸桃子
配給:ポルトレ、マージナルス
あらすじ:デンデリオン、バラバン、レオント、タラクサは、かつて同じタンポポに属していた四つの不思議な友達――四つの種子。地球を破壊した核爆発から救われた彼らは、宇宙を旅しながら惑星や星座を巡る。未知の大地に降り立った四人は、新しい家を見つけ定住するため、忘れられない冒険の旅に出る。
■「ニムエンダジュ」(英題:Nimuendaju)
制作年:2025年
作品時間数: 84分
制作国:ブラジル
監督:タニア・アナヤ
あらすじ:本作は、先住民とともに40年間生活した社会学者カート・ウンケルの物語を描く。カートは1906年、グアラニー族によって「ニムエンダジュ」として洗礼を受け、異なる文化の研究と理解に生涯を捧げた。彼は先住民が土地から追放され、迫害を受ける現実を目の当たりにする。
■「ひゃくえむ。」(英題:100 Meters:Hyakuemu)
制作年: 2025年
作品時間数:106分
制作国:日本
監督:岩井澤健治
制作:ロックンロール・マウンテン
配給:ポニーキャニオン、アスミック・エース
あらすじ:生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。数年後、トガシの前にトップスプリンターの一人となった小宮が現れる――。
■「ホウセンカ」(英題:The Last Blossom)
制作年: 2025年
作品時間数:90分
制作国:日本
監督:木下麦
制作:CLAP
配給:ポニーキャニオン
あらすじ:「ろくでもない一生だったな」無期懲役囚の老人・阿久津が独房で死を迎えようとしていたとき、声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、阿久津は過去を振り返り始める。ある1人の男の、人生と愛の物語。
■「無名の人生」(英題:Jinsei)
制作年: 2025年
作品時間数:93分
制作国:日本
制作・監督:鈴木竜也
配給:ロックンロール・マウンテン
あらすじ:仙台の団地でひっそりと暮らす、いじめられっ子の主人公。やがて彼は、ある転校生との出会いから父親の背中を追ってアイドルを夢見るように。そこから図らずも成り上がっていく主人公の美しくも悲哀に満ちた人生が、高齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争など、今まさに我々が直面する数々の問題を背景に描かれていく。
■「燃比娃(ランビーワ 炎の物語」(英題:A Story About Fire)
制作年:2025年
作品時間数:85分
制作国:中国
監督:ウェンユー・リー
あらすじ:本作は古代チャン族の神話に基づく物語。古代の人間の部族で育った猿が、母アウバジの跡を追い、「温もり」の秘密を求めて聖なる山へ向かう旅を描く。数々の困難や危険を乗り越え、恐怖の獣の口から火石を手に入れた猿は、毛を焼かれ、ニルヴァーナを経て人間となる。

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