映画館で眠りながら深層意識で鑑賞する「寝る映画」 脚本、ビジュアル、音楽はAIが制作
2025年9月10日 10:00

モスクワ国際手話映画祭、モナコ国際映画祭、アメリカのシネスタジア映画祭など、海外映画祭に招待され受賞している映画「寝る映画」が、10月17日公開される。予告編、ポスタービジュアル、場面カットが披露された。
「カメラを止めるな!」の撮影を担当した曽根剛が監督を務めた本作は、観客が映画館で目を閉じ、眠りながら鑑賞することを前提とした“無意識の没入型シネマ”。映画の新しい可能性を問う新しい試みであり、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、全編ポエティックな詩のフレーズと音楽で、字幕ありでそれぞれの深層意識に働きかける。
目が見えないユキと耳が聞こえない夫のケン。2人の生活には距離があった。ある日、2人はAIが生み出した仮想現実の世界でなら、障害を乗り越えられるという、臨床実験に参加することを決意する。現実世界で眠っている間、バーチャルリアリティの世界で目覚めた2人は、それぞれ視覚、聴覚を取り戻していた。奇妙な出来事が起こるその世界で、2人は次第に互いの存在を強く感じるようになっていく――という物語で、登場人物たちも眠りながら仮想世界を体験し、「心で見る」「音で触れる」という、作品のテーマと本質的なつながりを見出していく。
また、本作はベトナム全土でロケを行い、現実と仮想のはざまを映し出す美しい風景を捉えた。また、詩的な脚本や夢幻的なビジュアルや音楽はAIによって生成されている。主題歌は杏里が歌う「ONE -愛はふたりの言葉だから-」。10月17日からヒューマントラストシネ有楽町ほか全国順次公開。
(C)テンダープロ
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