「おーい、応為」監督が語る主演・長澤まさみの魅力とは? 新場面写真も公開
2025年8月30日 12:00

長澤まさみ初の時代劇主演作「おーい、応為」に登場する江戸の町を歩く応為の姿を収めた新場面写真と、大森立嗣監督とプロデューサーを務めた吉村知己が長澤の魅力を語るコメントを映画.comが独占入手した。
本作の監督・脚本を務めた大森監督は、長澤とは「MOTHER マザー」以来の再タッグとなる。天才画家・葛飾北斎の弟子で娘でもある葛飾応為を長澤が演じ、北斎役を永瀬正敏、北斎の門下生で、美人画を描く渓斎英泉(善次郎)を髙橋海人が演じる。その脇を、大谷亮平、篠井英介、奥野瑛太、寺島しのぶら実力派キャストが固める。
「美人画では父を凌ぐ」と言われた才を持ち、北斎の右腕として、数少ない女性の絵師として、人生を描きぬいた応為。夫と喧嘩し離縁、北斎のもとに出戻ったお栄(のちの応為)は、すでに有名な絵師だったがより高みを目指し、絵のことしか頭にない父・北斎と再び暮らし始める。絵筆を握る父の背中を見つめながら、お栄もいつしか絵を描き始め、絵師として生きる覚悟を決めたお栄に北斎は「葛飾応為」の名前を送る。それは、いつも北斎が「おーい、飯! おーい、筆!」と、何かにつけて、お栄に用を頼むことから付けられた、師匠から弟子へ、父から娘へと渡された名前だった。
大森監督は「応為を演じるのではなく、長澤まさみそのものとしてそこにいてほしかった」と語る。時代劇だからといって特別な誰かにするのではなく、「250年くらい前の過去でも、歴史に残る才能ある人たちでも、僕たちと同じ感覚を持った庶民であるというのが今回の映画に対するアプローチでした」と明かす。だからこそ「長澤さんが演じる応為は、長澤まさみだと思っています。現代に生きている長澤まさみが、“そのまま”江戸時代にいると、僕たちが感じる。それでいいと思った」と振り返る。
さらに、「前作で一緒にやっていたから、初めましてのときよりもお互いに信頼感があった」とし、「自分がどう感じたかを大事にしてほしい」という思いを受け止めてくれた長澤について、「現場ではずっと素直でいてくれたし、僕もそれを望んでいた。そういう意味で、やっぱり最高だなと思った」と惜しみない賛辞を送る。
プロデューサーの吉村は、応為という人物について「すごくけろっとしていて何があっても動じない」と語り、長澤が演じたことでその魅力が一層引き出されたと強調。一方、「前作の反省点をこの役に注ぎ込みたかった」という長澤はオファーを快諾し、一人称を「俺」として無造作に髪をまとめ、飾り気のない着物に身を包み、煙管を吹かす型破りなヒロインを新境地として体現している。
「おーい、応為」は10月17日からTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。
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