大沢たかお「心から作って良かった」と強い自信!潜水艦内では、1週間で1歩も歩かず?【「沈黙の艦隊 北極海大海戦」完成報告会見】
2025年8月25日 18:30

俳優の大沢たかおが8月25日、都内で行われた主演作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」の完成報告会見に出席した。
「モーニング」(講談社)で1988~96年に連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する、かわぐちかいじ作の人気漫画を原作に、2023年の映画第1作および24年に配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編。前作に引き続き、主人公・海江田四郎役とプロデューサーを務めた大沢は「自分たちにできる限界までやってきた。心から作って良かったと思える作品」だと強い自信を示した。

原作随一のバトルシーンである「北極海大海戦」と、連載時に大きな話題を呼んだ「やまと選挙」を描く本作。日本政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪い、独立国「やまと」建国を世界に宣言した海江田四郎は、その卓越した操舵で数々の海戦を潜り抜け、東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒した後、国連総会へ出席するためニューヨークへ針路をとった。
大沢は「海外で『海江田!』と声をかけられることも。(Prime Videoでの)世界配信なんだと体感し、作品の力に驚かされた」と前作の大きな反響に感謝の声。「企画を立ち上げた当初は、こういう題材は本当に時代に合うのかなと思った」と述懐し、「もちろん、良いことではないが、現実社会では戦争が起こっていて、国内も不穏な空気に包まれている」と、本作がもつ時代性に言及した。


ファン待望の続編製作は「前作で、ある種のサプライズを出し尽くしていたので、0から1ではなく、ほぼマイナスからのスタート。プレッシャーももちろんあった」といい、「でも、『北極海大海戦』は一番好きなブロックで、絶対に落としたくない。ここだけは映像化を成功させるんだという強い思いだった」と、プロデューサーとしての決意も振り返った。
海江田役については、「それも難しくて……。『沈黙の艦隊』を次のステージに引き上げるために、海江田像も破壊していかないと。そう考えると、迷いもあった」と、役作りの苦難を語る。前作に引き続き、芝居のメインステージは、潜水艦の内部となり「1週間で1歩も歩いていない」と、ジョークとも本気とも受け取れる発言で、笑いを誘った。
完成報告会見には大沢をはじめ、続投する上戸彩、中村蒼、夏川結衣、前原滉、松岡広大、江口洋介、本作から新たに参加する風吹ジュン、渡邊圭祐という豪華キャストが出席。前作に引き続きメガホンをとる吉野耕平監督、原作者のかわぐちかいじ氏が駆けつけた。

かわぐち氏は、「原作を描いているときから、氷の世界での戦闘は“熱くて”、自分は寒さを感じなかった。やまと選挙も冬ですし。そんな熱い感じが、画面に満ち満ちている」と完成したばかりの本編を絶賛。「(原作者として)どうなるかなと思っていた1シーンが、特に見事で完ぺき、完ぺき以上でした。もう、喝采しました!」と興奮しきりに太鼓判を押した。
「沈黙の艦隊 北極海大海戦」は、9月26日から全国公開。
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