その少女は怪物なのか!?　韓国スリラー「侵蝕」9月5日公開決定！　ティザービジュアルと特報を披露

本作は、“侵す者”と“侵される者”──その絡み合う関係の深層を暴き出していくスリラー。第29回釜山国際映画祭「コリアンシネマトゥデイパノラマ」部門に公式招待されのを皮切りに、各国映画祭に招待された。出演はクォン・ユリ（少女時代）、クァク・ソニョン、イ・ソル、そして数々のドラマ、映画に出演している子役のキ・ソユが、それぞれこれまでの親しみあるイメージを捨て去り、自らの選択で揺れるキャラクターを、鋭く、そして繊細に演じきっている。

“普通”ではない“誰か”が日常に入り込んだ瞬間、その日常は崩れ去る。あまりにも強烈でリアルな物語は、息が詰まるような緊張感と不穏なざわめきを呼び起こし、観る者の胸を狂気がじわじわと蝕んでいく

ティザービジュアルは、肩越しに振り返る少女の姿を捉えている。その目は見開かれているが、感情が読めない表情で、拳を握りしめている。その不気味な佇まいとともに、「一体、何者。」というコピーが静かに問いかける。静けさの中に緊張感が漂うビジュアルに仕上がっている。

特報は、「幼い娘は、怪物でした。」という衝撃的なコピーで始まる。一見無垢な存在に見える幼いソヒョンが、その姿からは想像もつかない異常で危険な行動をとる様子を次々に映し出す。「ママも、私が怖い？」と母のヨンウンに問いかけるソヒョン。ヨンウンは母親としての責任に苛まれながらその行動を必死に止めようとするのだが──ソヒョンの小さな手が巻き起こすどこか異質で不可解な行動とともに、笑顔で挨拶をする姿が描かれるなど、ちぐはぐな対比が違和感を際立たせており、観ているこちらまでもが息を呑み、どこにも逃げられない絶望に引きずり込まれるような映像に仕上がっている。