犬肉を生業とする一族に継承されるカルマ、屠殺場で人々が怪死……ベトナム歴代最高成績ホラー「狗神の業」8月15日公開
2025年7月4日 12:00

ベトナムで興行収入6億円という歴代最高成績を収めたホラー映画「狗神の業」(読み:いぬがみのかるま、原題:Quy Cau、英題:CRIMSON SNOUT)が、8月15日から公開される。場面写真、日本版ビジュアル、予告編が披露された。
過度な家父長制、不気味な村コミュニティ、狂乱の黒魔術の儀式のほか、ベトナムで今なお続く、犬食文化と屠殺場での人々の怪死を題材としたホラー。
ナムは父の葬儀のために、婚約者のスアンと共に故郷へ帰省する。しかし、実家が経営する犬肉店やスアンの妊娠をめぐって口論となり、家族の非情な態度と不穏な雰囲気に次第に不快感を覚える。葬儀の日の夜、ナムは夢を見る。夢では、まるで売られる前の犬のように家族全員が殺され吊るされており、その傍らで「一族全員が殺される」と亡くなった父が言い放つ。その言葉通りに不可解な出来事が起こり始め、家族は次々と犠牲になっていくのだった。以前同じように家族を亡くした別の犬肉店の娘・ライは「赤い鼻の白い犬に気をつけろ」と警告する。それは、ナムの実家にいる番犬と同じ特徴で…。犬肉を生業とする一族に継承される“業”が、家族を飲み込んでいく――。

ベトナムを代表するヒットメイカー、ルー・タン・ルアンの初監督作で、キャストには、ベトナムのホラー王と呼ばれるクアン・トゥアンや国民的俳優キム・スアンなどの実力派に加え、インスタグラムのフォロワー数100万人超えの人気DJミーがオーディションを経て初の演技に挑戦している。予告編では「むごい殺生をして恩恵を失った」「犬は食べません…」とのセリフが切り取られ、血と怨念が付きまとう業(カルマ)、家族内で交錯する疑念や隠してきた罪が、次第に浮き彫りとなっていく様が映し出される。
映画祭においても富川国際ファンタスティック映画祭2024ほか世界各地のジャンル映画祭で称賛され、日本でも、カナザワ映画祭に新設された国際コンペティション部門「Choice of Kanazawaの第1回長編グランプリ作品に輝いた。8月15日からシネマート新宿ほか全国公開。
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