映画「F1(R) エフワン」監督が続編に意欲 「観客次第で実現したい」【ネタバレあり】
2025年7月1日 14:00

世界各国で大ヒットを記録している「映画『F1(R) エフワン』」のジョセフ・コシンスキー監督が、続編製作への構想を明かしたと、米エンターテインメント・ウィークリーが報じた。「トップガン マーヴェリック」で世界的成功を収めた同監督は、ブラッド・ピット主演の本作について「観客が求めるなら、このチームで再び映画を作りたい」と意欲を示している。
※本記事では「映画『F1(R) エフワン』」ネタバレとなる記述があるので、未見の方は、十分にご注意ください。
6月27日に世界公開された「映画『F1(R) エフワン』」は、コシンスキー監督が「トップガン マーヴェリック」のスタッフと再結集し、F1(R)の全面協力のもと実際のグランプリ開催中のサーキットで撮影された話題作。7度の世界チャンピオンに輝くルイス・ハミルトンがプロデューサーとして参加し、これまでにない臨場感でF1(R)の世界を描いている。
作品では、30年前の事故により引退した伝説的ドライバーのソニー・ヘイズ(ピット)が、最下位チーム「エイペックス(APXGP)」で現役復帰を果たし、新人ドライバーのジョシュア・ピアス(ダムソン・イドリス)とともに頂点を目指す姿が描かれている。
続編について、コシンスキー監督は具体的な構想を明かしている。「アイデアはあります。ただし、それは観客が決めることです」と語った。
「このチームで働くことを心から愛しています。APXGPとソニー・ヘイズの次の物語をぜひ見てみたい」
コシンスキー監督が注目するのは、映画のラストでソニーが関心を示すバハ・メキシコでのデューンレースだ。「バハはF1とは全く異なる世界で、彼にとって真に刺激的な冒険になると思います」と新たな舞台への期待を語った。
製作過程では、現在の結末とは異なるバージョンも検討されていたという。最終的にベテランのソニーが勝利を収める展開となったが、当初は若手のジョシュアが世界チャンピオンになる案も話し合われていた。
「エンディングについては多くの議論を重ねました。別バージョンも確実に存在します」とコシンスキー監督は振り返る。
「しかし最終的に、ソニーの物語の完結としてあの結末に落ち着きました」
ジョシュアについては「彼はキャリアの出発点にいます。『俺は100万回勝つ』と彼が言うように、ソニーが成し遂げるべきことを達成した一方で、ジョシュアは輝かしいキャリアのスタート地点にいます」と説明している。
物語では、一度のクラッシュが命取りになりかねない状況のソニーが、それでも危険を顧みずレースに挑む姿が描かれている。勝利後、彼がバハでの新たなチャレンジに向かう様子は、次なる冒険への布石とも受け取れる内容となっている。
「彼にとって、それは次のチャレンジ、次に登るべき山なのです」とコシンスキー監督は語った。
現在の興行成績次第では、ソニー・ヘイズとAPXGPチームの新たな冒険が銀幕で実現する可能性が高まっている。F1を超えた新たなモータースポーツの舞台で、再びピットの活躍を目にする機会が訪れるかもしれない。
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