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【インタビュー】「ドンケツ」ド迫力キャラを好演! 伊藤英明&金子ノブアキの役づくりとは? 伊藤は15キロ弱増量&“胸筋15センチ”パンプアップ!

2025年5月9日 14:00

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伊藤英明「アッくん(金子ノブアキ)の存在が、この作品における道筋を照らしてくれていた」
伊藤英明「アッくん(金子ノブアキ)の存在が、この作品における道筋を照らしてくれていた」

たーし氏による人気極道漫画を、さまざまなコメディドラマや映画を手がけてきた水田伸生監督が実写ドラマ化した「ドンケツ」(全6話)が、DMM TVにて配信開始された。本格的な極道の世界を描きつつ、テンポよくポップな味加減も魅力の本作。常人離れした強さを持つ主人公・ロケマサこと沢田政寿を演じた伊藤英明と、ロケマサの相棒で、拳銃をすぐにぶっ放してしまうチャカシンこと山倉慎之助を演じた金子ノブアキが、バディを組んだ互いの印象や作品の魅力、さらには憧れる人間像などを語り合った。(取材・文:磯部正和)


■ほぼ1テイクで終わる水田組! あまりにも早いテンポで「もう終わっちゃうの?」と寂しさも
画像2(C)DMM TV

九州最大の極道組織「月輪会(がちりんかい)」のなかでも武闘派で鳴らす「孤月組(こげつぐみ)」のヤクザである沢田政寿は、20年前、敵対組織にロケットランチャーを撃ち込んだことから、「ロケットランチャーのマサ」=通称「ロケマサ」の異名で恐れられている。しかし、問題ばかりを起こす性格が災いして、40代後半になっても出世の見込みがない、いわゆる“ドンケツ”(最下位、どんじり)のヤクザ。

そんなロケマサとコンビを組むのが、同級生で、怒るとすぐに銃を発砲することから“チャカシン”と恐れられている男だ。このふたり、とにかく無鉄砲で“しょうもない”が、どこか人を惹きつける魅力がある――。
画像3(C)DMM TV
――漫画原作ということで、なかなか強烈なキャラクターでしたが、オファーを受けたときはどんなお気持ちでしたか?
金子:もともと原作が大好きで読んでいたので、まさか自分がチャカシンをやる未来があるとは思っていませんでしたので、驚きました。でもすごく嬉しかったです。
伊藤:僕はこれまでリアルな人物を演じることが多かったので、こういうキャラクターを演じることはほぼ初めてだったんです。正直リアルの方が楽というか、つかみどころがあるなと思っていたので、非常に難しかったです。北九州弁もそうですし、自分の日常に全く存在しない人間だったので、少し恥ずかしさもありました。本当にキャラを演じることは、ひとつ入口を間違えてしまうと、全然違う方向性に行ってしまう。それは恐怖でもありました。でも、アッくん(金子)もそうだけれど、青柳翔くんをはじめ、みんな本当にキャラクターになり切ってくれていたので助かりました。だんだんと楽しくなってきましたし、出来上がった作品を見て、とてもうまくいったなと思いました。
画像4(C)DMM TV
――極道というハードなテーマでしたが、とてもテンポが良くポップさもありました。
金子:水田組がすごいんです。スタッフさんもプロフェッショナルで、どんな長回しでもやって2テイクぐらい。あっという間に撮り終わるので、本当にドラマの尺と同じような時間経過で撮影が進む(笑)。その臨場感みたいなものが映像に出ているのかもしれません。
伊藤:普段はリハーサル終わったあと、カメラ打ち合わせをして、カット割りを整理して……みたいな時間があるのですが、「ドンケツ」はリハーサルが終わるとすぐ本番。あっという間だったよね(笑)。ほぼ1テイク。
画像5(C)DMM TV
――かなりハードなアクションシーンもありますよね?
伊藤:そうなんです。それでも本当にビシッと決まる。朝から夜までのスケジュールでも、早いときはお昼ぐらいで終わっちゃう。夕方のお弁当持って帰るみたいな(笑)。
金子:本当に皆さんが職人の技で現場を回していくから、惚れぼれしながら見ていました。
伊藤:その分、俳優たちもちゃんと準備をして臨まなければいけないという緊張感もある。その意味でも、高い集中力を保つことができて、鮮度もある映像が撮れているような気がします。本当に楽しかったのですが、「えっ、もう終わっちゃうの」という寂しさもありました。
金子:たーし先生も何度も現場に来てくださいましたよね。
伊藤:それも自信になったね。

■雄大な肉体のロケマサ! ウエイトは73キロから87キロに!
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――伊藤さんと金子さんのバディ感も楽しめる作品ですが、実際お芝居をしていかがでしたか?
金子:何はともあれ、英明さんの肉体ですよね。英明さんとは昔から仲良くさせてもらっているのですが、本読みで会ったときから「デカ」って思いましたから。まあ、ロケマサを実写化するというのは、本当にめちゃくちゃ大変なことですよね。
伊藤:あんなのドウェイン・ジョンソンぐらいじゃないと無理だよね(笑)。
画像7(C)DMM TV
――実際、伊藤さんはどのぐらい肉体改造したのですか?
伊藤:3カ月ぐらい、時間をかけましたね。週5で、毎日2時間ぐらい。ウエイト的には73キロから87キロぐらいまで、15キロ弱ぐらい増やしました。胸筋は15センチぐらい大きくなりましたね。
金子:肉体もそうですが、立ち振る舞いとか、パンチの打ち方とか、まさにロケマサで。そこに僕はチャカシンとして乗っかっていけばいいという感じでした。英明さんが下地をしっかり作ってくだったので、ついていけばよかった。
画像8(C)DMM TV
伊藤:でもアッくんの最初の衣装合わせの写真を見たら、完全にチャカシンになっていたから、こちらは「早く追いつかないといけない」と焦ったんだよ。本読みのときから、アッくんはシリアスな部分とギャグをかます部分の声の出し方とか全部出来上がっていて、かなり笑えた。これは「ヤバい」と(笑)。アッくんの存在が、この作品における道筋を照らしてくれていたというのは、すごくあったと思う。
金子:漫画を声に出して読んでいるみたいな感じでしたね。
伊藤:僕は前半からけっこう探り探りで、この声の出し方でいいのかな……と迷いながらやっていました。その意味でめちゃくちゃ引っ張ってもらいました。本当に素晴らしい俳優と一緒に芝居ができて嬉しかったです。毎日アッくんに会うのが楽しみで、いつもスケジュール表を見て「今日はいないのか」と、寂しかったんです。

■ふたりが惹かれる人間性とは? 個性的な俳優たちが集結した現場の雰囲気を語る
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――作品を見ていて思ったのですが、女性がひとりも出てきませんよね?
伊藤:そうなんです。誰ひとり出てこない。男ばかりなので気楽なところもあって、誰も控室に帰らず、みんな大部屋にずっといて、誰かが本読みを始めると、みんな参加してきたりして……部活みたいだったね。
金子:このあと、「ドンケツ」外伝みたいな感じになってくると、女性も出てくるかもしれませんけどね。まだまだ見たいエピソードもいっぱいありますから。
伊藤:「ドンケツ」オタクが現場にたくさんいるので、みんな「いまの芝居であっているかな」なんていうと、「大丈夫です」とか言い合っていたよね。
画像10(C)DMM TV
――ロケマサもチャカシンもけっこうむちゃくちゃなことをやっていて、ある意味で荒くれ者ですが、たくさんの人から慕われています。おふたりにとって、“こういう奴には惹かれる”という人間性は、何ですか?
伊藤:やっぱり自分を持っている人ですよね。
金子:そうですよね。意地張っても溺れないみたいな。
伊藤:しっかり目的意識を持って生きて、流されない、ブレない男というのは格好いいですよね。アッくんもちゃんと自分を持っているよね。しっかりスタイルがある。それでいて穏やか。怒らないよね?
金子:たぶん、ドラムを叩いて怒りを発散しているんですよ(笑)。
伊藤:アッくんは人に対して嫌なことを絶対言わない。常に現場で明るい雰囲気を纏っているよね。なんか変な雰囲気を感じると、スッと現場からいなくなるよね。察するといなくなる。水のような人だよね。
金子:本当にロケマサは、めちゃくちゃ大変な役だと思うんです。英明さんは、それを演じつつ座長として監督とともにみんなを引っ張っていくというのは、すごいと思いました。先ほど英明さんも言っていましたが、一歩間違えるとヤバい方向に進んで、船ごと沈んでしまいかねない。そこをしっかり舵取りしている姿は、本当に頼もしかったし、格好いい。
画像11(C)DMM TV
――確かに、非常に個性的な俳優さんたちの集まりでしたね。
伊藤:本当に個性的で、素敵な先輩がたくさん出ていました。なかでも寺島進さんが中心となって、みんなとのコミュニケーションをとってくださっていたんです。
――柳葉敏郎さんもしっかりと作品を締めていました。
伊藤:ギバさんはやっぱりものすごい緊張感がありましたね。ただ笑っているだけなんですが、それだけでも存在感が凄かったです。
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――配信がスタートして大きな話題になっています。
金子:作品のファンとしては、ここまできたら「あれやりましょう」「これやりましょう」という思いがいっぱいあるので、たくさんの方に観ていただいて、続いていくことを願っています。
伊藤:本当に今後も続けられるように、たくさんの方に見ていただきたいです。原作にはまだまだいいエピソードがたくさんあるので。そうなるには、見ていただいた方の反響が大切になっているので、ぜひDMM TVに加入して見てください!

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