キャストの85%が元収監者or関係者の“異色映画” グレッグ・クウェダー監督が明かす徹底したケア&RTAのパワー
2025年4月9日 18:00

第97回アカデミー賞で3部門にノミネートされた「シンシン SING SING」が4月11日に日本公開を迎える。映画.comでは、メガホンをとったグレッグ・クウェダー監督のオフィシャルインタビューを独占入手。丁寧な映画づくりの裏側を明かしている。
ニューヨークに実在する最重警備のシンシン刑務所を舞台に、収監者たちが刑務所内の更生プログラム「RTA」の舞台演劇に参加することで自分自身を見つめなおし、より良い人生を送っていくための生き方を模索していく。クウェダー監督は9年の月日をかけて脚本を執筆し、製作から監督まで務めあげている。
映画で描かれるRTAプログラム(Rehabilitation Through the Arts=芸術を通じたリハビリテーション)についてはちょうど9年前に知ったという。

脚本も自ら執筆し、アカデミー賞の脚色賞にノミネートを果たしたクウェダー監督。この作業では、実際にRTAに参加する人々の大きな協力があったようだ。

本作は、クラレンス含め出演するキャストの85%が元収監者および関係者で構成されているという異色の映画。映画撮影に不慣れなキャストたちを起用することについては、どのように考えていたのだろうか。
現場にはカウンセラーも常駐しており、出演者のケアを徹底的に行っていた。

映画では、RTAプログラムにて、仲間と一丸となって舞台を作り上げていく工程、そして演技をとおして自分の感情と向き合うことから“生き直す”ことを学んでいく登場人物たちの姿が描かれる。クウェダー監督、芸術が人に良い影響をもたらすことを信じていると語る。
「シンシン SING SING」は、4月11日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。
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