藤井道人監督も称賛「なんと映画愛に満ちたインディーズ映画」 「私たちのオカルティックサマー」7月公開決定【予告編あり】
2025年3月31日 18:00

昨年11月に行われた十三下町映画祭2024で、応募総数200作品以上の中からグランプリと観客賞の2冠を獲得したインディーズ映画「私たちのオカルティックサマー」の劇場公開が決定。7月18日からアップリンク吉祥寺ほか全国で公開されることが発表された。併せてポスタービジュアルと予告編が公開された。
予告編は、爽やかな音楽に乗せて、オカルト研究に勤しむ高校生たちの青春を捉えている。だが中盤以降、何かの気配を感じ怯えるオカルト研究会のエース花京院の姿や、霊に乗り移られたのか短刀を胸に突き立てる男子部員の姿、そして能面を被った謎の何かが水中から現れるシーンなどを確認できる。
(C)HIGUCHI PICTURES監督は大森一樹監督最後の愛弟子で、大阪芸術大学で学長を務めた大森監督に師事した樋口翔一。熱烈な映画オタクを公言する樋口が、23歳で初長編監督作品を撮りあげた。東京インディペンデント映画祭でグランプリを獲得した「東京逃避行」に主演し、藤井道人監督に認められた橋口果林が主演を務めた。
失踪した姉を探す高校2年の清水夏希。オカルト研究会部長である令和のオカルト伝承者・前田真嗣。ツインテールの現役巫女であるオカルト研究会のエース花京院千尋。この3人は「プールに幽霊が出る」という噂を解明するべく調査に乗り出す。そこに待ち受ける脅威をまだ誰も知らなかった…。
(C)HIGUCHI PICTURESなんと映画愛に満ちたインディーズ映画でしょうか。好きなこと、やりたいことを「捨て身」で詰め込んでる本作を観て、何故か郷愁感に駆られました。監督はじめ、皆さまの船出のような作品になることを願っています。
野心的な映像美
2016年、僕が監督していた作品に当時中学生だった少年が熱い声援を送ってくれました。少年はその後映像の道へと進んだのですが、大学在学中に生み出された作品がこの「私たちのオカルティックサマー」でした。初めて見た直後の感想が「コレ本当に大学生の作品ですか?」というものでした。驚くべき映像美! ロケーション、ライティングそしてフレーミングが一体化し、細かく計算された編集を経て、画面の端々まで「映画が好きなんじゃーー!」という叫びが聞こえてくる作品に仕上がっています。拝見しているうちに、若い頃に感じたあの「熱い夏」を思い出す事ができました。皆様もぜひ!!
嘘だろ? これ、大学の卒業制作?・・・・・・と、みんな同じことを思うはずだ。色彩、構図の巧みさ、キャラクターをバッチリ立てた語り口、ほんわかした青春ものとホラータッチの見事な融合。よくぞここまで作り上げた。しかもすっごく楽しそうに。卒業生の一人として戦慄するしかない。なにより怖いのは、「俺も高校生に戻ってこのオカルト研に入りたい・・・」と思わせられたこと。“作り物の世界”に心が誘われた。こんな体験、何年振りだろう? 監督もスタッフもキャストもみんな素敵だった。こんちくしょうだ!
(C)HIGUCHI PICTURES
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