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聖地巡礼ツアーも話題「アイの歌声を聴かせて」舞台が佐渡になった理由、AIの表現について吉浦康裕監督らがトーク

2025年3月16日 09:30

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「アイの歌声を聴かせて」吉浦康裕監督(左)、音響監督の岩浪美和氏
「アイの歌声を聴かせて」吉浦康裕監督(左)、音響監督の岩浪美和氏

新潟市で開催中の第3回新潟国際アニメーション映画祭で「アイの歌声を聴かせて」が3月15日、T・ジョイ新潟万代で上映され、吉浦康裕監督、音響監督の岩浪美和氏がトークを行った。

2021年に公開された吉浦監督の脚本によるオリジナル作品。テスト中のAIであることを隠して高校に転校してきたシオンと、クラスでいつもひとりぼっちの女子高生サトミらをめぐる青春ストーリー。物語の舞台の離島となる風景のいくつかが新潟県の佐渡島をモデルとしていることから、作品ファンから聖地として注目を集め、監督陣と佐渡と映画を楽しむツアーが開催されるなど話題を集めている。

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NHK Eテレでの初放送の影響もあってか、この日はほぼ満席、佐渡ツアー参加者も劇場に集うという熱気あふれる上映となった。吉浦監督は、佐渡をモデルにした理由は、美術監督の金子雄司氏の親族が佐渡在住で、金子氏からドライブ旅行に誘われたことがきっかけだったそう。「金子さんは佐渡はいいところだから一度車で行ってみたかったそうで。自分の中でも企業城下町という設定が決まっていたので、離島もいいかもなと思いました。で、行ってみたら、もうそのドンピシャでハマって、海岸線とかもイメージ通りだった。何の苦もなくすっと偶然決まった感じです」「裏テーマとして、佐渡に行く直前で終わった楳図かずお先生の『私は真悟』のその後も描きたかった」と明かす。

AIを取り巻く環境が、近年大きく変わり、人間とAIとの付き合い方も社会の大きなテーマとなっている昨今、吉浦監督は今作について「性善説にのっとったこういう楽観的な企画は今はもう作れないと思う。NHKで初めて放映され、初見の方の中で、肯定的に捉えてくださる方も多かった。でも、今からAIを題材をする作品を作るとしたら、当時はファンタジーとして捉えていたことも無邪気なままではいられない」と述べ、岩浪氏とアニメーション業界とAIのかかわり、これからの使い方などについて話を繰り広げた。

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最後に、観客に向け岩浪氏は、「やっぱり映画は映画館で見るべきものだと思います。この映画に関しても、本当に映画館でなければ味わえないようなダイナミックな音響を作ってるつもりです」と強調。吉浦監督も「本当にいつまでも映画館で流れてほしいなと思う作品で、岩浪さんもおっしゃる通り、本当に映画館で音響が力を発揮する作品でもあります。初見の方は、もし面白かったら周りの方に進めていただけると嬉しいです。今回で終わりではなく、またどこかの劇場でお会いすることを楽しみにしております」と期待を込めた。

第3回新潟国際アニメーション映画祭は3月20日まで開催、チケットは好評発売中。最新情報は随時公式サイト(https://niaff.net)で告知している。

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