【第97回アカデミー賞】短編ドキュメンタリー映画賞は「ザ・レディ・イン・オーケストラ NYフィルを変えた風」 山崎エマ監督作は受賞ならず
2025年3月3日 11:10

第97回アカデミー賞の授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われ、「ザ・レディ・イン・オーケストラ NYフィルを変えた風」が短編ドキュメンタリー映画賞を受賞。山崎エマ監督作「Instruments of a Beating Heart」は受賞を逃した。
本作は、アメリカ5大オーケストラのひとつに数えられる「ニューヨーク・フィルハーモニック」で女性として初めて正式団員になったコントラバス奏者、リン・ブライエンの功績に迫る。コントラバス奏者の草分け的存在でもある彼女は1966年、レナード・バーンスタインによって、「ニューヨーク・フィルハーモニック」初の女性団員として採用される。彼女自身は自らスポットライトを求めるような人物ではなかったが、必然的にメディアの注目を集めるようになり、やがて同世代で最も著名な音楽家のひとりとなっていく。オリン・ブライエンの姪であるモリー・オブライエンが、監督を務めた。
なお受賞が叶わなかった「Instruments of a Beating Heart」は、日本の公立小学校を題材に撮り上げたドキュメンタリー映画「小学校 それは小さな社会」の短縮版。イギリス人の父と日本人の母をもち、日本の公立小学校に通った山崎監督は、大人になって海外生活を送るなかで、自身の強みは日本人ゆえのものであり、さかのぼればそれは、公立小学校で過ごした時間に由来するのではないかと思い至り、コロナ禍の2021年4月から1年間にわたり公立小学校でカメラを回した。掃除や給食の配膳などを子どもたちが自ら行うなど、日本人であれば当たり前と思っている日本式教育の在り方を通して、未来の日本を考えていく。
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