“女性の性”を描写する先駆者として活躍 ホアン・ジー&大塚竜治「卵と石」「フーリッシュ・バード」日本初公開決定【「石門」公開記念】
2025年2月14日 11:00

“中華圏のアカデミー賞”台北金馬獎(第60回)で日本資本の映画として初めて最優秀作品賞を受賞し、最優秀編集賞との2冠に輝いた映画「石門」を手掛けたホアン・ジー監督&大塚竜治監督の過去作「卵と石」「フーリッシュ・バード」の日本初公開が決定。あわせて、ポスタービジュアルも披露された。
「石門」は、望まぬ妊娠に直面した20歳のリン(ヤオ・ホングイ)を主人公に、女性の前にある様々な壁を静かに見つめる作品。米レビューサイト「ロッテントマト」では、批評家が94%、一般観客は驚異の100%の高評価を獲得(12月14日時点)している。
監督を務めたのは、北京電影学院で脚本を学んだホアン・ジーと、日本でドキュメンタリー制作に従事した後、2005年中国へ移住した大塚竜治。夫婦でもあるふたりは、表現に対する統制が強い中国において女性の性を描写する先駆者として作品を製作し続けてきた。
「卵と石」(監督・脚本:ホアン・ジー、撮影・編集:大塚竜治)で少女の性被害を題材に衝撃的かつ社会性を感じさせるデビューを果たし、その才能と先見性が高く評価され、ロッテルダム国際映画祭では最優秀作品賞を受賞。

2作目「フーリッシュ・バード」(監督・脚本:ホアン・ジー&大塚竜治、編集:リャオ・チンソン&大塚竜治 音楽:リン・チアン)では、現代社会の闇へとつながるスマホによって女子高校生の性が搾取される様を描いている。2人は一貫して女性の視点や経験を重視し、女性の前に潜む社会的なタブーを映し出すことに挑戦してきた。
公開決定に際し、ホアン・ジー監督&大塚竜治監督がコメントを発表している。
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