「ハイパーボリア人」クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャが語る「オオカミの家」に続く最新作での企み、アナログ手法に見る未来
2025年2月9日 09:00

「オオカミの家」で世界的に注目を集めたチリの監督コンビ、クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャの長編第2作「ハイパーボリア人」が公開された。チリ現代史の暗部やナチスドイツをモチーフに、実写やコマ撮りアニメをはじめ、さまざまな映画的手法を駆使、また、俳優とパペット姿のレオン&コシーニャ監督が実名で登場し、現実と虚構、過去と現在の境界をあいまいに、混沌とした世界観が繰り広げられるアートフィルムだ。視覚と知覚を魅惑的かつ心地良い混乱に誘う今作は、どのような企みをもって作られたのか――このほど、レオン&コシーニャが映画.comのオンラインインタビューに応じた。

女優で臨床心理学者のアントーニア(アント)・ギーセンは、幻聴に悩まされているというゲーム好きの患者を診察する。アントからその話を聞かされた友人の映画監督レオン&コシーニャは、幻聴の内容が実在したチリの外交官・詩人でヒトラーの信奉者でもあったミゲル・セラーノの言葉だと気づき、これをもとにアントの主演映画を撮ろうと提案。アントはセラーノの人生を振り返る映画の撮影を始めるが、いつしか謎の階層に迷い込み、チリの政治家ハイメ・グスマンから、国を揺るがすほどの脅威が記録された映画フィルムを探すよう命じられる。


また、私たちは2007年から17年間一緒に作業をしています。今のところ、私たちそのそれぞれのアイデンティティが、お互いを尊重し合い、結ばれ、それがまた新しいものを生み出すという良い効果が出ています。たくさん会話をしますし、その会話も創造的です。とても心地よい関係で、2人でなければできないことがたくさんあるので、共同監督や共同作業が難しいということは、今の段階ではまったくありません。


現代人はコンピューターを使う時間が長いので、逆に手作業的なものに価値が見出される未来があるのではないでしょうか。そして、手作業で作られたアート作品は、非常に個性が出るもので、唯一無二のものが出来上がります。もちろんコンピューターでも出来上がるんですけれども、やはり限界があり、どうしても規格化されてしまうものです。私は、人間の手で作られた個性的なものの価値はずっと消えないものだと思っています。


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